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在宅や施設では原則として点滴はしません

2018年06月20日 ,, 

サッカーですが。
夜9時や10時からの放送でしたら、
見ようと思えば見られますね。
カープの試合もなかったことだし、サッカーを見た人も多かったのではないかと思います。
開始早々に相手が一人退場になったのが 大きかったですね。
数的優位となったあとは 試合をゆっくり動かすことに専念して
カウンターの打ち合いのような早い試合展開を封じ、
コーナーキックやフリーキックのチャンスを積んでいけばそのうち勝てる。
そういう作戦が思い浮かびますが、実際にそのような展開となりました。

次の試合も楽しみですね、応援しましょう!

さて、
昨日は、当方が関与しているグループホームで 看取りの講師をつとめてきました。
テキストは今回も 「あなたの家にかえろう」 でした。
ポイントその2 を御紹介します。

食事量が少なくなってくると
「点滴してください」と希望される御家族はたくさんおられます。

そのことについて、テキストでは、こうなっています。

点滴による強制的で過剰な水分補給によって、かえって体がむくんだり、痰が多くなった苦しい状態になることがあります。本人の希望や体の状態を考慮することが大切です。
***

点滴を御希望されるのは、本人ではなく御家族のことが多いです。
点滴すれば元気になる、栄養補給できる、と思われているのでしょう。
しかし、一般の点滴には、栄養はほとんどありません。
ポカリやアクエリを飲むのと そう変わりがないのです。

点滴は、針を刺すことになりますし(=痛い目にあわせる)、
点滴が漏れないように数時間 じっとしていて下さい、ということにもなります。
痰が増えてゼロゼロ息苦しくなれば
吸引チューブを口の奥に突っ込んで痰吸引を一日に何度もおこなうようになります。
ノドの奥にチューブを突っ込まれる、というのは とてもとても苦痛なことです。
少しでも意識のある人であれば 首を振って 逃げる動作をされます。

痛い目にあわせ、体の自由を奪う、いやな苦痛なことをおこなう、
これが本人の幸せと言えるだろうか。
本人の望むことだろうか。
そんなことをするくらいなら
食事や水分補給の工夫をおこなって 少しでも口から食べていただく、飲んでいただく、
というほうが よいだろうと思います。

人生の終末期が近くなってきて食事や水分があまり摂れなくなってきた
という場合には
点滴など 不自然な強制栄養・強制水分補給はおこなわない。
これが安楽に終末期を生きていけるコツなのです。
なによりも、本人が点滴を希望されるケースは ほとんどありません。
点滴はイヤ、と明確に拒否をされる方のほうが圧倒的に多いです。
本人の希望に沿う、本人希望を尊重する、というのも 大切なことです。

当院の患者さんが在籍している施設だけではなく、
ほかの施設であっても
御希望があれば看取りについての講義をおこないます。
当院院長に御相談ください。

田中広輔選手プロデュース
広輔の豆腐と茄子 Wマーボー丼
具はおいしい。
御飯は残ってしまいました。
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