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在宅医は年末年始が忙しい

2012年12月29日 , 

「同じお題で書いてみよう」
1月16日(月・祝)、お題は「感謝」にしたいと思います。
多くの方の参加を待っております♪
よろしくお願いいたします。

当院の年末年始休みをお知らせいたします。
12月29日から1月3日は休診いたします。
1月4日から通常通り診療いたします。
急病については、
年末年始の救急医療機関の情報を御覧ください。
広島市ホームページはコチラ
https://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/0000000000000/1323397795701/index.html

29日から休診ということで、
本日 当方はのんびりしているのか、というと
全くそういう状況ではありません。
むしろ逆で
年末になると在宅医は忙しくなるのです。

これまで在宅で療養されていた方のなかで
次第に体調が悪くなるので年末年始に向けて不安が強まり、
入院を希望される方もおられます。
急いで入院先を探す必要があります。
そういう方の多くは 先週の連休前に入院手配が終わりました。

訪問看護や訪問診療の回数を増やすことで
不安が軽減される場合もあります。
年内もつかどうか、という方も数名おられ
当方の訪問診療回数が非常に増えるわけです。
1日おきに診察におうかがいする必要のあるご家庭もあります。

病院に入院中の方の中にも
正月が近くなると
「家に帰りたい、帰るチャンスは今しかない」
という気持ちが強くなる方もおられます。
そこで急きょ退院決定、となるのですが
基本情報が当方に事前に届かず
(病院主治医の紹介状の用意が間に合わない状態で退院)
というケースもあります。
「本人の強い御希望で本日退院です、
あとは訪問診療でよろしく」、
てな具合です。
訪問看護ステーションの手配をしなくてはならない場合もありますし
退院時処方がいつまで出ているのか
患者宅に行ってみるまでわからないケースもあります。
年末で薬局も休みにはいってしまいますので
それまでに御自宅へおうかがいして
薬を確認し
必要な処方があれば処方箋を本日の午前中に発行しなければ
薬が足りなくなる、
という、あわただしい状況となっているのです。
うっひょ~、こんな状態で帰ってきたか、と
ある意味で綱渡り的状況。
でも、家に帰りたい、という人がいるのならば
なんとしても その気持ちにお応えしたいのです。

というわけで
本日はクリニックの診療は閉めて
朝からそういう御家庭を何軒も回ってきて
今帰り着いたところです(13時30分)。
明日も明後日も、1月2日からも訪問診療予定があります。
さすがに元日の「診療予約」だけはお互い遠慮していますけれども。

このように正月もずっと広島にいて診療活動しています。
正月は酒飲んでのんびりしたい、とか
旅行が趣味で、年末年始は海外旅行にでも行きたいな、
という医師には
在宅医療は向いていませんね。
年末年始やお盆ではない 普通の時期 には
けっこう時間がとれたりするのですけれどもね。

今週の花 シクラメン
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★インフルエンザ情報
広島県も注意報を発令しました。

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