在宅医療推進医等リーダー研修会
昨夜は広島市医師会 夜間急病センターで勤務でした。
一昨日の土曜日は受診者はかなり多かったようですが、
昨日の日曜日はそう多くはありませんでした。
あいかわらずインフルエンザが多いです。
B型も多いですが、まだA型のほうが多かったです。
インフルエンザ陰性で高熱・咽頭痛、嘔吐下痢の
方もそれなりに受診されています。
ノロでしょうね。
カキまつりシーズンが終わるまでは
下痢嘔吐の患者は散発するでしょう。
手洗いなど対策はまだまだしっかりお願いいたします。
さて、
昨日は、県主催の在宅医療推進医等リーダー研修会で
講師をつとめてきました。
私は、かかりつけ医の実際について講演。
基調講演は政策大学院大学の島崎謙治先生でした。
私は島崎先生や、都道府県リーダー研修会での東京大学 辻教授のお話が
ストンとくるのです。
なんでかな~
というのを考えながら講演を聞いていたのですが、
わかりました。
私は集団遺伝学とか人口学に昔から興味があって
本を読んだり勉強したりしてきていました。
「だれが中国を養うのか(1995)」、なんていう話も
興味をもって、内容を理解しようとしてきました。
それで人口ピラミッドとか出生率の話、
高齢化の話、医療のパラダイムチェンジなどの話が
(基礎知識がありますので)理解が容易なのだと思います。
高齢化社会、人口減社会というのは
じつは ある日急におこるのではありません。
じょじょに進行していき、
ある時急に大問題としてみんなが気が付く、
という話なのです。
現状をしっかり確認すれば
医療の世界の見え方が変わる。
島崎先生はそうおっしゃいました。
まさにその通りです。
私は漠然とですが(とくに自覚することなく)
別な世界を見るトレーニングを積んできていたのでしょう。
私には島崎先生が示された世界が、よく見えました。
(正しくは、見えたような気がしました、でしょうか)。
来年度からも、在宅医療推進に向けて
しっかりがんばりたいと思います。
そして
一人でも多くの医師・関連職種・そして住民のみなさまに
私どもが見ている将来日本の姿のお話を
理解していただこうと思っています。
2025年には、医療の姿は今とはかなり違っていますよ。
2035年には、日本の姿そのものもかなり違ってきているでしょう。
三越広島店6階 「結の庵」 カフェ
写真とるまでに時間がたって絵が崩れてきました。
来たばかりの時はもっとカワイイです。
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