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夜間急病センターと熱中症

2010年08月8日  

昨日は広島市医師会 千田町夜間急病センターで勤務でした。
熱中症による頭痛、吐き気の若者なども受診されて
点滴で改善しています。
最近は毎日のように熱中症の受診があるそうです。

屋外で遊んでいたが水分摂取が少なかった、と話される人もいるし
室内にずっといたが冷房は入れてなかった、と話される人もいました。

頭痛や吐き気があれば、これは立派な熱中症です。
分類では、2度の熱中症に相当します。

自分には関係ない、
これまでは大丈夫だった、
とは考えないでください。
今年の暑さは、そうとうきびしいです。
当方に受診されている一流アスリート(陸上の全国大会優勝)も
今年の暑さは異常で、トレーニングにこたえる、
と言っていました。

夏も冬もトレーニングを欠かさないアスリートですら
今年は異常だ、と言っています。
所ジョージさんは1時間の庭の草むしりで救急車を呼ぶ状況に
なってしまいました。わずか1時間で。
例年とは比較にならないほどの注意が必要なのです。

予防のためには、まずは水分補給です。
汗がしっかり出て、尿もいつもどおりしっかり出るくらいの
水分量を飲むことが目安です。
尿が少ない、尿が濃い、というのは水分不足、脱水であることを
示しています。
汗をかいた時には水分だけではなく塩分の補給も必要です。
水やお茶だけではなく、スポーツドリンクをしっかり飲むよう
心がけてください。
水やお茶だけだとけいれん、こむらがえりをおこすことがあります。
(熱けいれんと呼ばれています)。
また
室内にいても適度に冷房を使用してください。

写真は吉島公園の植え込み。
セミの抜け殻がてんこもりです。
一つの枝に3-4匹が鈴なりになっている所もあります。

7月下旬まではセミの声が少なく
今年はセミが鳴かないね、と話していましたが
その後一度にセミ時雨になりました。

セミは何年も地中で生活して、その後地上に出てきます。
樹木のすぐ近くに生みつけられたはずなのに、
人間の都合で、その樹木が切り倒されていたりします。
公園の植え込みなんていうのは、その代表で、
人間の都合で植えられたり切られたり。よくあることです。
ですから
植え込みのない部分(かつては植え込みがあった)では
セミが登る木がみつからず
しかたなく地面で脱皮していたり、
か細い草にしがみついて脱皮していたりしています。
樹木を探してはいまわり、
体力も消耗し時間もせまってくるので(朝になってくるので)
仕方なく地面で、草で、脱皮をはじめるしかなかったのでしょう。

なんだか、とても もの悲しい光景です。
P1120824.JPG
★新型インフルエンザ情報
昨日の夜間急病センターでは高熱の人に検査してみましたが
インフルエンザ陽性の人はいませんでした。
最近、検査で陽性に出る人はみられていません。

広島星まつり 8月14日(土)佐伯総合スポーツ公園で開催です
スターウィーク協力イベントです。
http://www.starweek.jp/index.shtml

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