専門医の不正取得
黄砂は現在すこし来ているようですが
その後は これまでの予報と違って
少なくなっていくようですね。
ま、少ないのはいいことです。
黄砂情報に用心しておきましょう。
さて、
精神科領域で専門医の不正取得のニュース。
聖マリアンナ医大、専門医指定を不正取得か 複数医師に疑い
日本経済新聞2015/4/14
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG14H67_U5A410C1CC0000/
精神科を専門とする医師にとって、
「精神保健指定医」の専門資格を取得できるかどうか、は
重要な問題であろうと思います。
この資格がない精神科医は「なんちゃって精神科医」と疑われても
仕方がないですし、
この資格が得られるから大学病院で勤務するのであり
研修実績として認められない病院であれば
若手医師にとって勤務する意義も乏しいでしょう。
内科学会においても
ときどき(数年に一度)、研修履歴の偽造ということで
専門医資格がはく奪される医師がいます。
自分では担当していなかった患者について
自分で担当したことにして研修記録を提出するのですね。
先輩・同僚の研修記録をコピペして「ほとんど同じ」記録を出せば
さすがにバレます。
ある程度の「専門家」になってくれば
自分の専門分野以外の患者を診ることは少なくなってきます。
ある疾患について、必要な経験症例数がどうしても足りない、
ということも生じてくることになります。
ですから
大きな病院で早くから専門家として経験を積めば積むほど
じつは「資格試験、専門医試験」を受けることが難しくなる。
ちょっとした矛盾です。
若い時に、広い分野の研修をまんべんなく受けることができればいいのですが
なかなか難しいことです。
でも、研修歴の偽造なんて やっちゃダメでしょうね。
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