左官さん大集合の巻
傘マーク、5月の1日は 夜おそく雨、ですね。
2,6日には まず降りそうです。
その間3・4・5日の降水確率は10-30%ですので、どうなりますか。
天気予報に注目です。
カープですが。
大瀬良投手、先頭打者を出しすぎでしたね。
ここ数試合、エラーで負け。
そうなると野手陣は走者が出ると緊張してしまいます。
結果、失策もするし、打撃にも影響してきます。
これでは 野手は責められないですよね。
大瀬良投手、次からは先頭を出さないよう お願いしますね。
今日はドミンゲス投手です、応援しましょう!
さて、日曜日のメバル釣り。
当院の建築をしていただいている大工さんと一緒に行きました。
釣り大好きなんですね。
で
「今、すごい左官さんが集まってくれています」、と言うのです。
当院の会議室を 現在建築中です。
次の感染症パンデミックのときには 発熱外来となりますし、
ガウン、マスク、手袋、消毒用アルコールなどの備蓄倉庫ともなる建物です。
外壁の工程まで すすんできました。
下塗り行程は終わっており、仕上げ塗りです。。
外壁を担当するのは 「左官さん」です。
が、人手不足、後継者不足です。
(なぜ左官不足になっているのか、は あとで考察します。)
壁を塗るのに、時間をかけていたのでは 最初に塗った部分と後の部分で 違いが出てきてしまいます。
たとえば建物の上半分と下半分で壁の色や質が違っては オカシイですよね。
左官さんは 人数を集めて一度にさっと仕上げる、のが 美しく作るコツです。
しかも、レベルが揃っていないと やはり仕上げが不揃いになります。
今回 当院に集まって下さった左官さんというのは
熊本、佐賀、長崎などで 国宝や文化財を担当している左官さんたちで、
まさにエース級の方たちです。
「すごい人たちが集まっているんですよ」と大工さんは言うけれど、
そういう人を集めることが出来たあなたがすごい!
この大工さんは、九州の某有名温泉旅館で 「別館」、「離れ」を建てたりしています。
離れを10棟、それぞれ別な趣向で建てなければいけないんですよー・・・、など
そのときの苦労話も聞いたことがあります。
その時に九州の左官さんたちと 連携が出来ているんじゃないかな、と推測はしています。
また、この大工さんの父親は 宮大工修行もされていた方で、
宮大工としてのネットワークもあったのかもしれないですね。
「左官さんたちを 食事に連れて行かねば」、と大工さん。
みなさん本業をいったん横に置いて、広島に はせ参じてくださっています。
広島のうまい料理と酒を しっかり楽しんで帰ってくださいね。
さて、左官さん不足について。
国道2号線 東雲。かめや釣具総本店の手前に、「左官募集」の看板が立っています。
人手不足なんです。
コツコツと技術を学び、腕をあげていく、そうした職種は不人気です。
短時間で、楽して稼げる。
若い人は そこを目指してしまう人が多い。
ものづくりは そうではないんですよ。
あと、
「最近の家って、どれも似たり寄ったり」、と思いませんか?
それには理由がありまして。
家というのは 防火施設でもある、という法律のシバリが出来たのです。
壁やドアや窓、どれ一つとっても 「認証された番号を持つ」物しか 使っちゃいけない、というのです。
現在は、都市部において、家は 自由な設計、自由な間取りでは建てられません。
認証された各パーツを組み合わせて建てるしかないんです。
しかも、中小メーカーの製品が認証を取るのは 事実上 不可能です。
大手メーカーの限られた製品を使うしかない。
だから 似たり寄ったり、没個性の家しか建ちません。
これらの家を建てるのには 左官さんは不要です。
外壁はサイディングを貼り、内壁はシール、パネルを貼れば終わりですので。
壁を塗る、なんて家、見たことないでしょ!?
昨年の輪島市の大火災などをみると、
「都市部では防火が第一」、というのも 理解は出来ます。
では
消防車が入れないような狭い道しかない街並みを 行政の力で何とかすべきである、
とも言えないですか?
吉島東エリア、舟入・江波エリア、川内エリアなど 道が狭くて消防車が入れないエリアというのは
たくさんありますよ。
もし防火が第一ならば これら地域に防火用道路(消防車が通れる道路)をビシッと作り、そのためには立ち退いてもらう、という強権発動をされてはどうでしょうか。
まあ、そういうわけで
今の子どもたちは 左官さんの仕事を目にすることは ありません。
ですから
左官さんになりたい!
という人が いるはずない、という状況なんですね。
左官さんがいなければ 日本家屋は建ちません、補修も出来ません。
ごく近い将来、「日本家屋を建てられる人がいなくなる」ことは確実です。
都市でも、イナカでも、温泉街でも。
文化財の補修も出来なくなってくるでしょう。
防火だ、防火だ、それには認証材料での建築しか認めない!
という国の政策があるのですが、本当にそれだけでいいんですか???
日本の伝統文化、伝統技術を根絶やしにする政策なんですよ。
ああ、今思ったんですが。
左官さんの仕事を 幼稚園や小学校に御案内して
希望者には見てもらうようにすれば よかったかもしれないですねえ。
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