平和マラソン走りました
2015年11月4日 :緩和ケア医のつぶやき
昨日は、いい天気でしたね。
広島平和マラソン10㎞を走ってきました。
今年もメディカルランナーとして参加。
結果は1時間2分で、なーんだ、という記録となりましたが、
でも中身は違いました。
6.5km付近で倒れている人がいて
その場についていました。
私が現場に着いた時には、すでの先着のメディカルランナーもおり
救護班も集まってきたタイミングでしたので
私は特に何もすることはなかったのですが、
それでも状況を見極めるまで約6分間ほど そこにいました。
救護班もAED隊もメディカルランナーも、それぞれ機能しておりましたよ。
下り坂で転倒し頭から突っ込まれたようで
顔面と膝に傷を負っておられました。
路面がうねっていたり、穴ぼこがあったり、雑草が生えていたり
走路が万全というわけではありません。
転倒すると下り坂はこわいんです。
みなさん、とくに下り坂は注意して走りましょうね。
さて、
10㎞だと そうでもないですが
フルマラソンでは命を落とすことがありえます。
(10㎞でも心停止が出たことはあります)。
その統計が出ていましたのでご紹介します。
2002-2011の10年間、マラソンでの心肺停止は107例。
生存率は53%だった。
心停止の場所はゴール地点37%、レース3/4地点以降31%と
レース後半がほとんど。
このため、AED配置、自転車AED部隊配置は後半の後半に
手厚く配置する必要がある。
大会運営側は知っておかねばならない知識です。
ランナー側としては、
ゴールが近づいてからのラストスパートは危険な行為であると認識しましょう。
医師・看護師・救急救命士の方は
次回はぜひメディカルランナーに登録しましょう。
メディカルランナーとしての参加記念品ウエストポーチ。
しょぼいですけど記念品あります。
コメントを残す