平成の歩き方10 服装
ウォーキングにこれだけはやめてほしい、という服装があります。
ナイロンなどでできた素材で、
いわゆるサウナスーツと呼ばれているものです。
サウナスーツは空気も水蒸気もとおさず
熱がこもり、汗をかきます。
サウナにいるのと同じような状況を作り出し、
「汗をかいて やせよう」、という趣旨の服装です。
人間は運動し筋肉を使うと体温は上がり、
汗をかくことにより体温を下げようという調整をおこなっています。
サウナスーツでは、この体温調節がうまくできません。
運動で一番こわいのは 脱水 です。
環境によっては 熱の逃がし方も問題になります。
サウナスーツでは脱水や熱中症になる危険があるのです。
サウナスーツを着ても大丈夫だろうと思われる人は
自分で水分管理・体調管理のできる若いスポーツマンだけです。
普段運動をしない人、肥満の人、持病のある人、若くない人は
ぜったいに止めて下さい。
「若くない人」の基準はむつかしいのですが、
ここでは 「25歳以上はダメ」、としておきましょう。
平成の歩き方 服装編は今回で終わり、次回からは次のテーマにうつります。
今週の花 サクラ、マツ、スイセン、スイートピー、ツバキなど
★新型インフルエンザ情報
ワクチン接種後の死亡、初の「因果関係あり」
Yahooニュース 1月29日20時6分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100129-00000093-mai-soci
以下、記事。
厚生労働省は29日、新型インフルエンザのワクチン接種を受けた新潟県内の80代女性が急死し、主治医から「接種との因果関係あり」との報告があったと発表した。ワクチン接種後の死亡は27日までに117件確認されているが、他はすべて「因果関係なし」か「評価不能」で、「関係あり」の報告は初めて。
くわしい状況はそのうち発表されると思いますので
そのときに読み込んでみたいと思いますが、
今回の記事を読む限りでは
「関係ないとは言えない」 というレベル
のように思われました。
「関係ないとは言えない」 というのと 「因果関係あり」 というのは
意味が違うのだけれども、
報告した医師はどう考えているのでしょうかね?
新薬の治験に携わった医師は、このあたりの区別には相当こだわるのですが
一般の医師だと区別はついていない可能性があるかも、と思いました。
(当院院長は数種類の新薬治験(抗アレルギー薬や喘息薬)を
担当・実施してきた経験があります。)
まあ、詳しい状況がわからないので、これ以上の考察はできません。
高齢者や持病のある人には、ワクチン接種をおすすめしています。
こわいからワクチンやめとこう、とは思わないで下さいね。
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