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広島で学会ができるか?

土日で、神戸のリウマチ学会に参加しました。
土曜日は教育講演など、
日曜はレクチャーコースに参加して、まとまった最新知識を学んできました。
実は学会参加はこれだけではなくて
ほぼ同じ日程で京都で呼吸器学会も開催されていたのです。
そこで日曜昼からは移動して呼吸器学会にも参加。
学会の はしごをしてきました。

広島の開業医、E先生やM先生にも会場でお会いしました。
みなさん、開業医は遊んでばかり、と思ってはいませんか?
もしそうであれば、それは誤解です。
熱心な先生は土日を返上して学会に参加したりして
ちゃんと勉強をされていますよ。

さて、
呼吸器学会やリウマチ学会など、
会員数1万人、学会参加者4-5000人以上、というような大きな学会となると
開催できる能力のある会場は限られてきます。
1000人以上は楽に入るメインホールは当然必要として、
数百人規模の部屋が10室前後は必要になるのです。
このため、こうした大きな学会は、最近では
東京国際フォーラム
横浜国際会議場
京都国際会議場
神戸ポートピアホテル(あるいは国際会議場)
福岡国際会議場
での開催が集中しています。
以前は、学会会長のいる大学の所在地で開催するのが当然で
参加者も全国を旅行する楽しみもあったのですが、
今では中小都市では とても開催できなくなっています。
ですから、近隣地域の大学が主催する学会会場は
地元ではなく上記の会場にて開催するようになってきています。
例えば関東地区の大学が主管する学会は、全て東京で、という具合です。

では、広島では、大きな学会開催はどうでしょうか?
広島にも国際会議場がありますから、開催できるでしょうか?

いいえ、はっきり言って困難です。
国際会議場メインホールは良いとしても
分科会を開催していく部屋が全然足りません。
国際会議場の近くに文化交流会館(旧:厚生年金会館)、アステールプラザも
あるのですが、それでも足りませんし、
そもそも参加者が会場間を移動する、という時点で もう失格です。

4000人の医師が宿泊し、飲食し、おみやげも買います。
経済波及効果は 膨大なものとなることは おわかりいただけると思います。
しかし、適した会場がなければ学会を呼んでくる・開催することが
不可能なのです。

広島駅北口開発、旧市民球場跡地利用など
いろいろな案が出ていますが、
ぜひ 国際コンベンション会場 というものも
念頭においた案を作っていただきたい、と思います。

写真は京都国際会議場
P1120125.JPG
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