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広島で食中毒 記事から受けるイメージが違いすぎる

2015年11月22日  

今朝の広島市は天気悪いですね。
連休の外出は どうしましょうか・・・。
講演会や出張に持っていく小型ノートパソコンですが
動作が遅く イライラすることも多くなったので
windows10搭載の新型に買い換えました。
13インチで、重量は800gを切っています。
メチャ軽です。
これは講演会に持っていくのも楽になりそう。
パソコン設定の2日間となりそうです。

さて、
食中毒のニュース。

広島の旅館で125人食中毒 自粛要請応じず被害拡大
朝日新聞デジタル2015年11月21日
http://www.asahi.com/articles/ASHCP470ZHCPPITB00P.html

この問題では2つ、考えてみます。

***
広島市中区の旅館「世羅別館」が、食中毒症状を訴える宿泊客が出た後、市からの食事提供の自粛要請に応じず、被害が広がっていたことが21日、市などへの取材で分かった。
***

食中毒の原因は、全部 解明できるとは限りません。
どうやら〇月×日の▲店の食材△△が食中毒の原因として疑わしいが
結局原因は特定できなかった、病原体も検出されなかった、
ということは多いです。
まして
原因菌/物質が特定されたケースであっても
どこからかその原因物質が来たのか(食材に付いてきた物か)
それとも職員が持ち込んだ物なのか、なんて
感染経路までたどりつけることは なかなか容易ではありません。

病原体が証明されなくても、現に同じ食中毒症状の人が
共通の店・食事・食材で出ていれば
それはやはり食中毒であるとみなし対応をすべきです。

真相は、すぐに判明するとも限りません。
細菌検査だって、ウィルス検査だって
結果が出るまで数日かかることは普通。
疑わしきは いったんそこでストップ。
食事の提供・調理場の使用をやめ、徹底検査および消毒。
これが被害の広がりを防ぐ鉄則です。

今回の世羅別館は、
鉄則を守っていなかったことになります。
責任者は、保健所の講習などを受けていたはずなんですが
そこは どうだったんでしょうかね?
店の指揮系統が問われる事例だと思います。

もう1点。
報道により、世羅別館の対応で 私たちの受けるイメージが違いすぎること。
上記朝日新聞では
世羅別館はホームページで宿泊客に謝罪し、補償について「誠心誠意対応させていただく」としている。
となっています。
これは、普通の対応 のように思えます。

これに対し同日の毎日新聞によると
世羅別館の従業員は取材に対し「弁護士に任せているのでコメントできない」としている。
となっています。
これでは
なんてひどい旅館なんだ、こんな旅館つぶれてもかまわない、
と思ってしまうでしょう。

どちらが正しい報道なのでしょうか?
どちらも正しいのでしょうか?

どちらも正しいとしたならば
我々の記事から受けるイメージを どのように操作しようとしているのか
記者、デスク、会社の報道姿勢が問われるような気がします。

これに対し私たち市民には、
1つの記事をうのみにしない姿勢が大切ということだと思います。

カンセンジャー 岡山バージョン
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★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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