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心筋梗塞とうつ-タバコが取り持つ仲?-

2009年03月18日 , 

3月17日(火)広島医師会館で開催された
一般臨床医のための“軽症うつ”診療講座
心筋梗塞とうつ-タバコが取り持つ仲?-
に参加してきました。
講師は広島大学 佐伯俊成先生です。

要旨(ごく一部のみ)
・喫煙により心筋梗塞発症のリスクは高まる。
男性3.6倍、女性2.9倍
・心筋梗塞発症1ヶ月後の大うつ病発症率15-30%
・心筋梗塞後のうつ病は、冠疾患再発・冠疾患死亡といった予後不良の予測因子
・喫煙と精神疾患は相互に関連
・心筋梗塞後に禁煙すれば、喫煙者に比べ死亡率が36%低下
・禁煙後に抑うつが改善する場合も悪化する場合もあるが
それは禁煙(ニコチン離脱)の結果ではない。

つまり、心筋梗塞の前であっても後であっても
禁煙が大切、うつの治療も大切である、ということですね。
当院では、禁煙治療をおこなっていますので 御相談ください。

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