救命ボートに誰を乗せるか問題
カープ、
阪神より安打数が多かったんですけどねー。
今日は森下投手です、応援しましょう!
新型コロナですが。
大阪府で 高齢者の入院順位を下げる、といったニュースが出ておりました。
「80代以上は受け入れ拒否」大阪の病院で起きる“命の選択”
女性自身 2021/4/29
https://jisin.jp/domestic/1975948/?rf=2
茂木健一郎氏、「高齢者の入院優先順位下げる」メールの大阪府幹部をバッサリ「愚鈍さと浅薄さに呆れます」
スポーツ報知 2021/4/30
https://hochi.news/articles/20210430-OHT1T51079.html
行政からの上から目線で 命の選別に言及したのでは 反発があって当然です。
しかし、
無いものは無い。
入院ベッドや人工呼吸器は 数に限りがあります、無いものは無い。
もし重症患者が増え続けるならば ベッドも人工呼吸器も 全員分はない、という状況になります。
じゃあ、どうしますか?
病院搬送の先着順ですか?
医療従事者は、どうすればいいのですか?
と
市民に問題点を投げかけ、議論のきっかけとするのが よかったのではないか、と思います。
それほど状況が切迫しているのであれば 外出自粛・営業自粛に協力しましょう、
と自発的に協力してくれる人やお店が 増えればいいと思うのです。
新型コロナという「外圧」のもとで 「ACP=人生会議 を おこないましょう」
と呼びかけるのは ちょっと危険な面があるのは確かです。
(同調圧力など 無言の圧力・誘導がないとは言えない)
しかし ACPの結果として 「人工呼吸器接続までは望まない」、という方に対しては
無理やりに人工呼吸器が導入されることはないでしょう。
それが高齢者であるかどうかに かかわらず。
救命ボートに 誰を(優先的に)乗せるのか、
というのは
大昔からある問題です。
今は、平常時ではなく 災害時と同じです。
(なにしろ自衛隊の医務官が出動したり、他県に患者受け入れを要請する事態です)。
災害時に 平常時と同じ医療は 提供できません。
災害医療においては、治療対象者に優先順位をつける(=トリアージ)、というのは 当然のことなのです。
救命ボート問題を みんなで考えておく必要はあるのではないかと 思います。
コメントを残す