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救急蘇生のCAB

2012年12月18日  
昨日は広島市医師会 救急蘇生講習会に参加しました。
講習と実習です。
看護学生など多くの人が参加していました。

昔は、救急蘇生といえばABCと言われていました。
そう習った・覚えている人も多いでしょう。
A:airway 気道の確保
B:breathing 人工呼吸(マウスツーマウス)
C:circulation 心臓マッサージ=胸骨圧迫

しかし
市民がおこなう救急蘇生では 呼吸にあまり配慮をする必要はなく、
ともかく 胸骨圧迫を開始し絶え間なくおこなうこと、
が救命率を上げることがわかりました。
脳に血液を送り続けることが大事なのです。
ですから、今では
市民の救急蘇生はCAB の順番となっています。
どうせやるなら、ちゃんとやったほうが良い結果に決まっています。
ぜひ繰り返し救急蘇生につき知識を確認してください。
年1回でも、2回でも。

日本救急医学会ホームページに
市民のための心肺蘇生 というページもあります。
http://aed.jaam.jp/cpr_process.html

呼びかけに反応がなく、普段通りの息(正常な呼吸)がない人は心停止の可能性があります。ためらわずに、ただちに心肺蘇生を始め、止まってしまった心臓の代わりに、脳や心臓に血液を送り続ける必要があります。 心肺蘇生は、人工呼吸と胸骨圧迫(心臓マッサージ)の組み合わせが原則ですが、強く、速く、絶え間ない胸骨圧迫がもっとも重要で、胸骨圧迫だけでも実施することが強く勧められます。
***

★誰かが倒れるところを目撃したり、倒れているところを発見したら、自分自身の安全を確認したうえで、肩をたたきながら大声で呼びかけ反応があるかどうか確認します。
★倒れている人の反応がなければ「誰か来て!」と大声 で応援を求めて、119番通報を依頼し、AEDがあれば持ってくるようにお願いします。
心肺蘇生の方法等を電話で指示してくれるので、電話をつないだまま指示に従ってください。

解説:心肺蘇生は非常に疲れますので、救急車が来るまで、
おおぜいで交代しながら継続することになります。
人数を集める、ということも非常に大事なポイントです。

★胸とお腹の動きを観察して呼吸を確認します(10秒以内)。呼吸がないか普段通りでなければ心停止です。心停止直後には、しゃくりあげるような不規則な呼吸がみられることがあります。これは心停止のサインであり「呼吸なし」と考えて次に進みます。

解説:あえぐような呼吸、伸びをするような呼吸などがみられることがありますが
これを「呼吸している」と判断して様子をみてはいけません。
普通の呼吸をしていなければ、「呼吸なし」と考え
心停止していると考えて次の段階に早くうつることが必要です。

★ただちに、胸骨圧迫を開始します。
胸骨圧迫を絶え間なく続けます。他に代わってもらえる人がいる場合は、疲れる前に役割を交代します。心肺蘇生は、救急隊に引き継ぐかAEDの指示があるまで、あるいは倒れている人が動き出すまで続けます。

圧迫位置は胸の真ん中 でよいです。
ポイントは3つ。
・強く(胸骨が5cmくらい沈み込むまで、両手で真上から強く)
・早く(1分間120回以上)
最近の研究では1分間125回くらいが最も良い結果になるそうです。
・絶え間なく(2分もやると汗だくになります。交代しながら続けます。)

★AEDがあれば、ためらわず装着してください。
AEDの作動が必要かどうか、は
AEDのコンピュータが自動で判断してくれます。
音声で指示が出ますので、それに従っておこなえば誰でもできます。
AEDが作動不要と音声で指示しても
AEDはそのままつけっぱなしにして胸骨圧迫を続けて下さい。
2分後にAEDが再度判定をおこなってくれます。
これを繰り返していくことになります。

建物に入る時にはAEDの設置場所も確認するようにしておきましょう。
非常口とAEDの確認。
そういう習慣をつけておけばいいですね。

最近食べた物
ミッフィー 2色のボールドーナツ
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★インフルエンザ情報
B型は依然として安芸郡を中心に。
西区の幼稚園、中区の小学校でも出ています。
B型は市内全域に広がってきた感があります。
中区では成人のA型も報告されています。
うがい手洗い咳エチケットよろしくお願いいたします。

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