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救急車には道を譲って下さい

救急車がきたら、左に避けて減速/停止し道を譲る、
というのは
当たり前だと思ってきました。
教習所で、確かにそう習ったように思います。
でも、息子に聞いてみたら
そんなの習わなかった、と言っていますが、
どうなんでしょうね?
最近では教えないのでしょうか??

在宅医療をやっていると
自宅で状態が悪化する事態もよくあります。
緊急で往診するわけですが、
場合によっては救急車で病院に搬送が必要な事態もあります。
ときには救急車に在宅医師が同乗して行くこともあります。
私の場合だと年間10回程度は救急車に同乗しての救急搬送ありますかね。

で、
昨夜も急な心不全患者を救急車同乗にて総合病院に救急搬送がありました。
ところが、
救急車っていうのは、けっこう乗り心地悪いです。
けっこう揺れます。
揺れると患者に負担になるためスピードが出せないです。
でも、一刻でも早く病院には着きたい。
そこで、
交差点などでは救急車にみんなが道を譲ってくれると
とても助かるのです。
もう本当に、救急車内では
「早く、早く(病院に到着してほしい)」と思いながら乗っています。

では、
みんなが道を譲ってくれているか、というと
じつはほとんど譲ってくれません。

もう交差点内の真ん中あたりに救急車が進入しているのに
目の前を横切る車線の車が70kmくらいの速さで
ビュンビュン通り過ぎていきます。
5-6台くらいして、ようやく止まって道を譲ってくれる車が現れた、
と思うと、
その直後、また その車の左車線の車がビュンと突っ込んできます。
この速度で横から突っ込まれたら
救急車内にいる私も死ぬな、
と思うほどの速さで突っ込んでくるのです。
救急車は見えているしサイレンも聞こえているはずと
思うんですけどね。

また、救急車が後ろから来ていても避けない車も多いです。
目の前の交差点が赤、後ろからは救急車、
という状況がわかっているのに
そのまま前進して赤信号で止まっている車の最後尾で止まる、
という車が非常に多い。
こうなると救急車も列の最後尾に止まって
信号が青になるまで動けなくなります。

避けてくれない運転手は、
バックミラーなど後ろをちっとも見ていない、
車内でラジオやステレオを大音量でかけている、
この2条件がそろっているのでしょう。
カープのふがいなさに、頭に血が上っていたのかもしれませんね。
あるいは車内で携帯電話やメールでもしていたのですかね。

ぜひ救急車には道を譲ってください。
一刻でも早く、という救急車内の様子を想像していただければ
自分のとるべき行動はわかると思いますよ。

ちなみに
お隣の国、韓国ソウルでは2010年に
医師たちが「救急車に道を譲るキャンペーン」というのを
やったらしいです。
http://www.kjclub.com/jp/exchange/theme/read.php?uid=179470&fid=179470&thread=1000000&idx=1&page=5&tname=exc_board_61&number=524&f=name&word=for

(注:私がこのサイトをオススメしているわけではありませんし
書かれている記事の真偽を保障しているものでもありません。
リンクされている朝鮮日報はリンク切れのようですので
元情報にあたることも出来ませんでした。)

日本でもこうしたキャンペーンが必要なんでしょうか・・・。
それと、揺れない、速い救急車を開発してもらいたいです。
ムラタセイサクくんの技術を使えば出来ないかなあ。

今週の花 コデマリ、フリージア、ジュウニヒトエ。
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