新型インフルで今度は唐辛子価格高騰
2009年12月5日 :ニセ科学・ニセ医学,疾患情報,緩和ケア医のつぶやき
中国でのお話です。
11月26日の当ブログにて、
中国とセルビアで、新型インフルに効果がある、というウワサ話で
ニンニク価格が高騰している、というニュースをお伝えしました。
今度は
トウガラシが新型インフル予防に効果がある、
というウワサで
トウガラシ価格が数倍に跳ね上がっている、ということのようです。
Yahooニュース 12月4日8時56分配信 Record China
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091204-00000003-rcdc-cn
面白いのは、価格高騰の分析です。
上記記事より。
「トウガラシ価格高騰の理由は、ニンニクの買い占めで利益を得た投機筋が、今度は照準をトウガラシに合わせたため、との見方が出ている。(翻訳・編集/東亜通信)」
根拠のないウワサは、
「誰かが利益を得るために あえて流されている」、
という可能性があるわけです。
根拠のない話を流し、
国民が踊らされ、
その裏で誰かがたんまり儲けている・・・という図式です。
「××が体に良いらしいよ」、という話に すぐ飛びつくべきかどうか、
もうこれで おわかりですね。
すぐ飛びつかず、立ち止まって一息入れて考えてみましょう。
一度うまい汁を吸った人たちは、
柳の下のどじょう2匹目、3匹目を狙って
次々と同じような手法を繰り出してくる、
という教訓も読みとれますね。
ニセ科学・ニセ医学を考える上で、
新型インフル関連で具体性のある良い実例だと思い御紹介しました。
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