新年の御挨拶、今年の目標
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
昨日は最重症の方がご自宅で亡くなられました。
痛みも苦しみもなく、安らかな最期でした。
葬式で着る服の指定などもされており
本人も覚悟を決めて、の在宅療養でした。
正月が迎えられなかったのは残念でしたが
子供さんは東京から帰ってくることが出来て、
兄弟も全員がそろうことが出来た日だったのです。
一年のうちで、最もたくさんの家族が顔をそろえることの出来る日を
選んで旅立たれたわけです。
別れは悲しいことではありますが、最期まで患者の希望に沿えることができ、
御家族も、在宅チームにとっても、
なんだか よかったな、という達成感のある大晦日でした。
さて
今年の目標ですが
在宅・施設医療ネットワークの参加者を増やしたいと考えています。
当院スタッフの増員も含めて、です。
在宅医療に取り組む医師を育成し、増やしていく、
という課題に 本格的に取組を開始します。
在宅医療の携わる医師を増やす、というのが
「地域での暮らしを支える」大前提になるのです。
当方の提唱しているキャッチフレーズ、
「地域で暮らす、地域で支える、地域で看取る。」
そのための具体的な動きを開始します。
在宅医療に興味ある、という医師のみなさん、
どうぞお気軽にお問い合わせください。
非常勤希望であっても、常勤希望であっても、
将来の開業にそなえての実地研修の位置づけでもかまいません。
御希望に応じ、状況に応じて
当方が責任もって育成し、地域ネットワークをひろげてまいります。
ただし条件があります。
当方の理念に賛同して下さる方に限ります。
当方の理念は当院ホームページ、
あるいは在宅・施設医療ネットワークのホームページに
記載してありますので、ぜひ目を通してくださいませ。
医師だけに限らず
看護師、ケアマネージャ、介護士、ソーシャルワーカー、医療事務職等についても
ネットワークに参加してくださる方を募集するかもしれませんが
これは少し先になると思いますので
実力を磨きながらしばらくお待ちください。
平成24年度は厚生労働省 在宅医療連携拠点事業に選ばれました。
平成25年度は、事業の後始末に追われた感があります。
不完全燃焼、という思いがあるのです。
今年、平成26年度はさらに高い次元に飛躍の年にしたいと思っております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
医院の正月飾り
★インフルエンザ情報
2012-2013シーズンのワクチンが効果乏しかったようです。
<インフルエンザ>昨季ワクチン効果低く 製造中、株が変質
毎日新聞 12月30日(月)7時20分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131230-00000000-mai-sctch
ま、製造方法がこれでは仕方ないですけどね。
新型インフルエンザ対策の意味も含め
細胞法や細菌法を確立するのがいいのですけれども。