柳井市 むろやの園
新型コロナですが。
東京オリンピック、やるんですかねー。
今の状況では アメリカも、ヨーロッパも、そして日本もアヤシイですけれど。
医療崩壊すると、経済どころではなくなります。
新型コロナ第3波はすでに医療機関を逼迫させつつある
忽那賢志 感染症専門医
Yahoo 2020/11/14
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201114-00207816/
宮城県では病床占有率が80%を超えてきました。
医療崩壊の一歩手前まで来ています。
【速報】11月15日 宮城県内で名取市の小学生など5人の感染確認 病床占有率80%超
仙台放送 2020年11月15日
https://www.fnn.jp/articles/-/107801
宮城県は17日も16名の新規感染者が出ておりまして、
医療崩壊をおこしても不思議ではない状況となってきています。
宮城県だけが努力不足、ということではないと思います。
全国どこも黄色信号状況ではないでしょうか。
カサハラハニーは、夕方に行きましたので お客は3組のみ。
三密にはならない客数でした。
ランチタイムは大賑わいでしょうから、その時間帯を避けて行くのが いいかも、です。
柳井・大畠の旅の 2番目の目的地は むろやの園。
江戸時代から大正まで、柳井経済を支えた油商、小田家がほぼそのまま残っています。
17時まで開館なんですが、中は広いため、見学には最低20分はかかります。
ギリギリについたので、入館者は私たちだけ。
ここも三密とは縁がない状況でした。
係の人に見どころをつきっきりで案内してもらえました。
係の方には申し訳なかったですが、解説付きで見て回れ、ラッキーでありました。
(係の人は その場所の案内が終わるごとに つぎつぎと施錠していくわけです)、
現存する町家としては日本最大級。
宮本常一さんの指導のもとに、民具・生活用品などがそのまま残され展示されています。
見学の途中で気が付いたことですが、
主の小田家も住んでいたのですが、よい調度品やよい食器類が 全くないのです。
(岩国藩主 吉川のお殿様がお泊りになった建物は 特別なイベント時しか公開されませんので、
そちらに何かあるのかどうか、は わかりませんが)
宮本常一さんが書かれた書籍を購入して帰り、読んではじめて謎がとけました。
小田家は周防銀行を作っていたのですが、
その周防銀行が破綻したときに私財で賠償したのだそうです。
売れるような高級な家具、食器、調度品類は そのときに売られてしまったのでしょう。
残ったのは民具、生活用品だけ、というわけです。
小田家はその後、大正時代に東京に出て行ってしまいまして、
結果として むろや が 当時そのままに保存された、ということになります。
このあたりの話は、柳井市などの公式ページには出てきません。
私どもは、建築および建具に興味があります。
いい建物は、材料も違うし、細かい部分にも ちゃんと細工や工夫があるのです。
お殿様が泊ったお部屋を 見てみたいと思いました。
イベントの時にいかなくちゃ。
むろやの園は、しっくいも落ち始めているし、金具はさびてきており、
塀などに 草がまきついたりして 全体に老朽化がすすんでいます。
保存には普段から手間をかけることが必要です。
後世までよい状態で保存したいものですね。
地元で、手入れするためのボランティア団体など 出来ないものでしょうか。
資金はクラウドファンディングを利用する、など。
宮本常一さんだったら、どんなアイデアを出してくれるでしょうか。
冬に向けて第3波を起こさないために、今一度一人ひとりの感染対策を徹底しよう
今のうちに、一人ひとりが
・屋内ではマスクを着ける
・3密を避ける
・こまめに手洗いをする
といった、基本的な感染対策をもう一度見直しましょう。
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