気の重い支援
2011年03月16日 :緩和ケア医のつぶやき
広島市中区は朝8時、雪です。
薄日がさしていますので、すぐやむと思いますが、非常に寒いです。
先週の土曜日、第2回ナナパパ勉強会に参加しました。
内容については、多くの方がブログにアップされていますので、そちらを御覧ください。
本当に知らないことがいっぱいです。
現場でがんばっている人が、支援してもらってありがたいものとしては やはり現金。
しかも使い道に制限がなく自由に使えるお金が、一番効果的な援助となります。
東北地震被災地へ何か支援したい、と思っておられる方は
ぜひ 「支援金」 でお願いします。
いろんな方面で募金がおこなわれていますが、我が家は日本赤十字にしています。
くれぐれも 「物」 の援助は考えないでください。
医療関係については、
緊急医療チームDMATのことは すでに御紹介しました。
DMATは任務を終えて次々と各病院に帰ってきています。
今回は、救命のためにあまり活躍できる状況になかったみたいです。
津波はおそろしい・・・。
で、
昨日、広島市医師会を通じて仙台市からの医師派遣要請がまわってきました。
「検視」をする医師派遣の要請です。
これは、死体検案をおこない死体検案書を書くという作業に
現地の医師だけでは足りない、ということです。
それだけ膨大な死亡者数だということなんですね。
私は2泊3日も広島を留守にできませんので手を挙げることはできませんが、
これは実に気の重い支援です・・・。
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