気管支拡張薬は単独では使用するな
2010年05月12日 :緩和ケア医のつぶやき
先日のアレルギー学会で学んだことを一つだけ御紹介します。
現在、喘息のコントローラー(定期的に使用し、
喘息の病態を安定させるための薬剤)のなかに
LABA長時間作用型β刺激薬 と ステロイド吸入薬
他にロイコトリエン拮抗薬などがあります。
LABAとステロイドの合剤となった吸入薬も2種類発売されていますね。
いずれも喘息をおさえる効果はある。
では、LABAだけ使用する、という方法はいいのか、どうなのか?
これについての研究結果が出ています。
LABA吸入単独だとステロイド吸入単独よりも
効果を実感できる、という人が多い。
気管支が拡張しますので、あ~楽になった、と思うわけですね。
しかし長期的にみると、LABA単独ではうまくいかないことが多い。
LABAは単独で使用するな、ステロイドと併用して使用すべき、
というのが結論です。
現在では、
もっとも軽症な段階でもステロイド吸入を開始するよう
ガイドラインが改訂されました。
京都駅地下街の京阿月
クリーム抹茶あんみつ。
京都にくれば 抹茶なんとか、というメニューが食べたくなりますよね。
(今回ではなく4月の呼吸器学会のときに食べたものです)
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
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