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病気を治して復職できる社会を

2012年09月27日  

自民党の総裁選、安倍晋三氏に決まりました。

安倍氏に対しては、
首相を自ら辞めたという経歴があるので
総裁選立候補にとやかく言う人がいますが、
私の考えは違います。

彼は、
辞任後に自ら明らかにし、
以下のサイトにも書かれているように、
潰瘍性大腸炎という病気だったのです。

完全保存版
著名人たちが明かす「私の名医」いい医者に会えてよかった!
「週刊現代」2011年10月22日号より
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/22877?page=4

YomiDr (2012年1月5日 読売新聞)
元首相 安倍晋三さん 57
潰瘍性大腸炎(1)突然の辞任 陰に難病悪化
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=52547

この病気は、腹痛・下痢、ときに血便が生じることが特徴です。
トイレ(大便)が非常に近くなります。
大事な国際会議や国会の途中で
トイレを気にするようでは、
実力は発揮できないし、国のためにもならないでしょう。

しかし、その後
潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群など
機能性腸疾患の治療法は非常に進歩しました。
安倍首相が辞任したのは2007年9月。
アサコールという新薬が発売されたのは2009年12月。
この新薬のおかげで病気が良くなり、
もとの重職に復帰することも出来るようになった、というわけです。

癌や難病などの患者を多く診療している医師の立場としては
病気が悪くなれば仕事を休み、
病気が回復すれば仕事に復帰できる、
というのは
非常に喜ばしいことです。

癌や難病の人の中には
仕事を辞めるよう圧力を受ける人はたくさんいます。
病気だけでも大変な状況なのに、
職を失ってしまうという追い打ちを受けるのです。
収入や、生きがいを失ってしまう人もたくさんいるのです。

安倍元首相は病気が悪化して辞めたが、
新薬の恩恵を受け、総裁として戻ってきた。
そしておそらく首相に返り咲くでしょう。
私は素直にそのことを評価したいと思います。
そして、
癌や難病の人が職を失わないでもすむ社会が
実現されればいいな、と願っています。

ただし!
潰瘍性大腸炎はストレスでも悪化します。
首相というストレスに今度は耐えられるのか。
そこはきっちり追跡していきたいと思います。

源蔵バスセンター店 キス天ぷら
揚げたてはとってもおいしい。
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