空間除菌グッズ、根拠なし
暖かいのはいいことですが、
往診・訪問診療の車内があつくなるので
窓を開けて走らなければいけません。
外気に長く触れていると・・・。
そう、花粉症の症状は急激に悪化しています。
外来を受診され、薬を希望される花粉症の方も増えています。
しんどい時期ですね。
市内をあちこち車で往診していますので
あちこちの桜も愛でることができます。
季節を感じることが出来るのも、在宅往診医の楽しみの一つです。
吉島公園、中央公園、広島映像文化ライブラリあたりの桜は見ごろです。
舟入病院のところの道路を北に上がっていくと
川土手に「しだれ桜」がありますが、これは見事です。
1本しかないですが、十分に楽しめますよ。
その舟入病院ですが、4月1日から正式名称が変わります。
新名称への変更準備は万端。
新看板にカバーがかけてありますが、透けて見えていますので
話のネタにちょっと見に行ってみてください。
さて、カープ。
開幕戦勝利、いいですね!
出だしよければ、選手も自信が持てるでしょう。
昨夜は中国四国厚生局の 診療報酬改定説明会に出席し、
引き続いて往診1件ありましたので
カープを見ることも聴くこともできませんでした。
今日はデイゲーム、予告先発は久里です。
楽しみですねー。
でも、本日午後は広島県の在宅医療推進事業報告会に出席予定で
今日も見たり聴いたりできそうにありませんので
夜のスポーツニュースを楽しみにしておきます。
さて、ニセ医学問題です。
空間除菌グッズ、よもや買ったりしていないでしょうね?
「空間除菌グッズ」根拠なし=17社に措置命令―消費者庁
時事通信 3月27日(木)18時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140327-00000128-jij-soci
部屋に置いたり、首から下げたりすることでウイルス除去や消臭に効果があるとうたった空間除菌グッズの広告に根拠がないとして、消費者庁は27日、大幸薬品(大阪府吹田市)や中京医薬品(愛知県半田市)など17社に対し、景品表示法違反(優良誤認など)で再発防止を求める措置命令を出した。
消費者庁によると、17社は2009年末ごろから自社のウェブサイトなどで、二酸化塩素を空気中に放出することで除菌や消臭効果があると宣伝。同庁が裏付け資料を求めたところ、極端に狭い空間や密閉状況など、実際に使われる環境とは異なる条件で行った実験データが提出されたため、「合理的根拠がない」と判断した。
違反が認められたのは計25商品で、対象商品の売り上げが年1億円を超える会社も4社あった。
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空間除菌グッズは無意味です。
そもそも、
「環境を無菌化する」、ということは困難だし、その必要性もありません。
もし「空間除菌」をしようと思うならば、骨髄移植治療で用いられる「無菌室」を思い浮べてください。
ヘパフィルター装着の、層流装置を持った部屋でないと「空間除菌」の目的を達成することは出来ず、1部屋あたり数千万円という費用が必要なのです。
たかだか数百円の商品で空間除菌が出来るはずもなく、消費者庁から措置命令が出されました。
インチキ商品、ということなんです。
吉島公園の桜
この土日が見ごろです。
まだまだこれから、という木もありますので来週もいけるかな。
★インフルエンザ情報
広島県内を見渡してみると
警報レベルが続いているのは安芸区。
中区・西区・安佐南区は注意報レベルも下回り、無印となっています。
ほかは注意報レベルとなっています。
中区にある当院ではインフルエンザ患者数減少を感じていますが
県全体の動きでみてもそのようです。