精神疾患でも在宅支援
連日寒いですね。
インフルエンザ患者が多くなっています。
手洗い、咳エチケットよろしくお願いいたします。
さて
朝日新聞に出ていた記事です。
精神疾患医療の在宅支援を充実 厚労省の診療報酬改定案
朝日新聞デジタル 2014年1月15日05時00分
http://digital.asahi.com/articles/DA3S10925343.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S10925343
4月の診療報酬改定について、厚生労働省がまとめた改革の骨子案がわかった。長期入院が問題になっている精神科で、患者が地域で暮らすための在宅医療を強化。医師らが24時間態勢で対応する場合の報酬を新設する。認知症やがん治療も後押しする。
***一部引用
2年ごとに、医療費の改定があります。
介護保険の改定は3年ごとです。
医療費改定の年、年末から年始にかけて
「改革の骨子案がわかった」等の報道が出てきます。
少しずつ報道機関に情報リークし
マスコミや関係団体からの反応を見ている、
という手法のように思われます。
在宅医療が強化される方向性は今回も継続されそうですね。
昨夜は、当方が主催する「多職種連携勉強会」で
認知症をテーマに勉強会をおこないました。
徘徊したり、夜間に大声を出したり、
頻繁に救急車や警察を呼んだり、
という問題行動で
ご近所に迷惑をかける認知症の方もいます。
精神科の専門病院に入院・治療して落ち着き
問題行動がほぼ改善されたので さあ退院しましょう、
となった時に
ご近所から退院して自宅に戻ることについての御理解が得られにくい
という場合もあるのだそうです。
認知症の専門医が往診することも不可能ではありませんし、
私も含めて訪問診療を担当する医師のなかにも
認知症の勉強を続けている医師もいます。
広島県ホームページ
認知症サポート医養成研修修了者リスト ほか
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/ninntisyoutaisaku/1183708415424.html
認知症の方でも
住み慣れた環境で住み続けたい、という思いがあるのです。
認知症のためには
住み慣れた環境はできるだけ変えないほうが良いのです。
周囲の方々に対して
認知症サポーターとしての養成研修などもできますので
困ったな、という場合には早めに御相談ください。