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緩和ケア医 本日のお勉強

3月6日広島医師会館で開催された感染症講習会に参加しました。
講師と演題は
1:新型インフルエンザ行動計画(国)の改訂の概要
広島県健康福祉局健康対策課 積山 宝 氏
2:新型インフルエンザの医学的知見
県立広島病院呼吸器内科診療部長 桑原正雄 氏 でした。

国は、このたび 新型インフルエンザ対策行動計画を改定しました。
これまでは、発生段階での感染封じ込めを主な目標としていましたが、
今回の改訂では、流行時の社会機能の維持 が主な目標となっています。
つまり、国は、新型インフルエンザが発生した場合に封じ込めは
できない、困難だ、という認識に立ったというわけです。
そこで、これまで対策は厚生労働省が中心であったものが、
全省庁の加わるものとなっています。
感染は防げない、せめて社会機能のマヒは避けよう、ということです。

感染のピーク時には、労働者の欠勤率が40%となると推定されています。
その状態でも最低限の機能を維持できるような対策の立案を
企業や自治体に求めていくことになっています。

40%が欠勤したとき、社会機能はどこまで維持可能でしょうか?
もちろん病院など医療機関の能力も大きく低下することとなります。
国民においては、水食糧や日用品、医薬品の備蓄も求められています。

☆公民館等での「新型インフルエンザ」についての講師
お引き受けいたします。
知識のワクチン=正しい知識が自分たちの生活と社会を守ります。

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