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老衰死の経過

2022年10月17日  

サンフレッチェ、優勝のがし、残念でしたね。
もう1つの決勝戦に 期待しましょう!

 

先週・今週は 病院から退院される患者さんが たくさんおられます。
「元気に回復して退院する」という方ばかりでは ありません。
「病院にいても これ以上よくならないから 帰りましょう」
というケースが とても多いのです。
あとは 在宅チーム、よろしく、と。

食事がほとんど摂れない状態であっても、退院です。
家に帰れば 食べられるようになるかもしれませんから、ということで。

もちろん、退院して 見違えるように食べるように回復される方もおられます。
「入院中に あんなに食べなかったのは なんででしょうかね?」というケースも けっこうあります。
食事がおいしくなかったのかね?
病院の職員さんの誰かが 気に入らないセリフを口にしたので 反発したのかね?
いろいろ推測しても、どれも想像にすぎません。
でも
家に帰ったら食べるようになった、というのを見ると 「家の持つ力というのは 大きいねえ」と 私たち在宅チームは いつも思います。
家に帰れば 眠れるようになる、食べられるようになる。全員ではありませんが。

 

で、
家でもやっぱり食べられない、となると 終末が近い、ということになります。
お迎えが近い、という表現もできます。

人間も生き物ですから、「食べられなくなったら終わり」なんです。
ですから、
ほとんど食べられなくなってきた場合には、
御家族に説明をします。
ほとんど食べられなくなってきましたよ、
ほとんど寝てばかりになってきましたよ、
もう いつ急変があっても おかしくないですよ、今日かもしれないし、明日かもしれませんよ。

そういう説明を聞いていても
亡くなられたときに 「こんなに急とは思わなかった」と言われる御家族がおられるのです。
今日かもしれない、明日かもしれない、いつ急変してもおかしくない、という説明を聞いていても
まだまだ半年・1年 生きていて欲しい、と 思っておられたのでしょう。

私たちにとっては 想定通り、であったとしても
御家族にとっては 「急で驚いた」ということに なってしまうんですよねー。

「こんなに急に悪化するとは思わなかった」これから親を看取る人は知っておきたい”老衰死の経過”
プレジデント オンライン 2022/10/6
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec7e5d872dd6636464757aa44517de48fed64dc1?page=1

家族の看取りに際して後悔しないためにどんな準備ができるだろうか。内科医の名取宏さんは「老衰による死は、ご家族にとって突然に思えることが多い。だから心の準備をするために、どのような経過をたどるのか知っておいてほしい」という――。
***

あまり長くない記事ですので、ぜひお読みください。
老衰というのは 現在 日本人の死因の3位です。

 

今週の花

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広島ブログ

nancyさんの弁当曼荼羅展
10月16日から11月30日まで、オンライン美術館HASARDにて開催です

まいどなニュースに nancyさんが 出ておりました。
個性的すぎ!「フタ開けて これが出てきたら怖い」 大人のキャラ弁にSNS騒然「リアル過ぎる〜(笑)」
まいどなニュース 2022/10/3
https://maidonanews.jp/article/14727434

 

講演会のお知らせ 11月26日(土)
日 程
2022年11月26日(土)午後2時~4時(開場1時半)
テーマ
「眠るように穏やかに旅立つ」 ―知っておきたい、たった3つのことー
講 師
長尾和宏医師(日本尊厳死協会副理事長)
定 員
200名(無料、先着、予約不要)
会 場
広島国際会議場「コスモス」
https://songenshi-kyokai.or.jp/chugoku/archives/342

 

お知らせです。
2022年9月25日の 春日キスヨ先生の講演録画を 公開しました。
応募したが落選した方、 講演会に出席したがもう一度聞いてみたいという方、
どうぞ録画を御確認ください。
1時間ちょっとの ユーチューブです。
12月27日までの期間限定公開です。
なお、無断ダウンロードは禁止します。

医療法人和平会 折口医院ホームページ → お知らせ から。
https://wahei.or.jp/info-wahei/220925_kasugakisuyo_kouenkai/

“老衰死の経過” への1件のコメント

  1. nancy より:

    弁当曼荼羅展をご紹介くださりありがとうございました。
    なんとか無事に開催することができました。
    なんと美術館の方が一週間もかけてプログラミングしてくださったそうで、
    ギリギリまで頑張ってくださいました。

    たくさんの方々に支えられているのだな…と
    ここでも感激です。
    いろいろ忙しいのですが、お受けしてよかったと思いました。
    いつもいつも見守っていただき、
    とても感謝しております。

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