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肺癌の集学的治療

2020年01月10日  

昨日は暖かかったですね。
ダウンを脱いで往診・訪問診療に回れるほどでした。
それは ありがたいことではありますが、スキー場は困るでしょうね。

 

昨日は吉島病院オープンカンファレンスに出席してきました。
肺癌の集学的治療 呼吸器外科 宮原栄治 先生
要点、というか、今後の展望(可能性)
集学的治療というのは、手術、薬物治療(抗がん剤)、放射線治療の総力を挙げて取り組む治療です。
吉島病院には放射線治療科はありませんが、他施設と連携して実施しています。
吉島病院の肺癌治療成績は全国平均に比べだいぶ良いです(ただし症例数はそう多くはない)。

 

分子標的薬が出てきてから 肺癌の治療成績は飛躍的に向上しています。
とくに免疫チェックポイント治療薬は いわゆる「免疫薬」ですので
体がボロボロになって免疫力が低下してから治療をおこなうよりも、
体が元気で免疫力の良い時期におこなうほうが 効果があるかも、と考えることができ
研究がすすんでいる段階です。

 

もし そうなると
治療はまず免疫チェックポイント薬で試みて
他の治療はその次の段階、ということになるかもしれません。
肺癌治療の順序が従来とは全く変わってくる可能性がある、ということです。
***

治療の進歩に期待したいと思います。
私たちも引き続き勉強を重ねなければいけませんね。

 

最近食べたお菓子
笹屋伊織 干支菓(子) 1月上旬までの商品です
https://www.sasayaiori.com/shop/products/p-5733/

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