肺移植の現状
新型ワクチンの出荷予定スケジュール
11月17日付け文書で厚生労働省から発表されています。
(18日付けでホームページにもアップされています)
第4回出荷
10mlバイアル 161万回分 11月24日出荷予定
1mlバイアル 225万回分 11月24日出荷予定
0.5mlシリンジ(妊婦用)55万回分11月30日出荷予定
合計 441万回分
なお、医療機関への配布は7~10日後になる見込みです。
第5回以降(12月)の出荷予定
12月7日 572万回分
12月18日 515万回分
12月28日 459万回分
このうち12月28日分は10mlバイアルのみとなる見込みです。
12月に入れば出荷量は増加してきますので、
現場の医療機関に納品される量も増えてくると思われます。
接種希望のみなさん、もうしばらくお待ちください、あわてずに。
ところで・・・12月28日出荷って・・・
製造メーカーは出荷すれば終わり、年末年始休み突入でいいでしょうが、
年末年始期間中のワクチンの保管は誰が責任持つのでしょうか・・・。
29日からは県も流通問屋も全部休みだと思うのですが・・・。
これって、無責任では?・・・??
手を尽くしても状態が悪化していく時に、
最後には移植も選択肢に挙げておかねばならないことがあります。
個人的に移植をどう思うか、は別にして、
移植医療について正しく現状を患者・家族に伝える必要はあるので
移植についての知識も欠かすわけにはいきません。
本日のお勉強は肺移植です。
本日のお勉強
特集:最新の肺移植をめぐって~生体肺移植を含めたその適応と手技~
肺移植の現状と課題
日本胸部臨床 2009年10月号
東北大学加齢医学研究所呼吸器再建研究分野 岡田克典先生ほか
要点
本邦では2008年末までに脳死肺移植53例、生体肺移植は77例となった。
世界的には25000例がおこなわれ、5年生存率は約50%。
本邦の5年生存率は世界よりも優れている。
本邦で移植となった疾患で最も多いのは
・脳死・片肺移植では 肺リンパ脈管筋腫症
・脳死・両肺移植と生体移植では 特発性肺動脈性肺高血圧症
いずれも若くして非常に息苦しくなる疾患です。
世界で多いのは、COPD(肺気腫)ですが、
本邦ではCOPDはタバコによる高齢者の疾患のことが多いので、
肺移植の対象年齢を過ぎていることがふつうです。
みなさん、タバコやめましょう。
タバコ1箱1000円に値上げしましょう。
タバコ1000円、というのは日本禁煙学会などが提唱しています。
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