腹水治療の KM-CART
カープですが。
2点取られて負け。
勝つためには3点が必要だったわけで、
私の予想も ハズレては いませんかね。
今日は床田投手です。応援しましょう!
試合予想は難しいですが、今日は1点とったほうが勝ちかな。
昨日は舟入病院のオープンカンファレンスでした。
もちろん、対面での開催で、3年ぶりとのことです。
舟入病院は コロナで 大変ながんばりを見せてくれました。
感謝、感謝です。
今もコロナ患者など 感染症診療、がんばっておりますよ!
演題1:舟入市民病院 褥瘡対策チームの活動について
演題2:当院におけるKM-CARTの経験について
要点
舟入病院でもKM―CARTを実施している。
疾患にかかわらず、腹水貯留患者の症状緩和の選択肢となりうる。
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肝硬変の腹水であろうと、
癌性腹膜炎の腹水であろうと、
「腹水が貯まって苦しい」という場合には KM-CARTは選択肢の一つになりえます。
必ずうまく行く、と思ってもらっては困りますが。
いちおう 健康保険適応ですので、ベラボーに高額な医療、ということは ありません。
なお、
これで寿命が延びる、とは 言えません。
あくまで
苦しいのを少し改善する緩和的医療です。
もっと言いますと(言い過ぎかもしれませんが)
この段階の肝硬変であれば 黄疸も出てきており、肝性脳症も少し出てきているハズです。
もう少し肝臓が悪化すれば 昏睡になる可能性があります=「肝性昏睡」。
昏睡に至れば もちろん 苦しいことも 痛いことも ありません。
その段階で なにか治療をおこない、少し改善したとすると
もしかしたら 「苦しむ時期を 無理やりな治療で長引かせた」という結果に なるかもしれません。
「自然にまかせたほうが、 本人の苦しみは 結局少ない」、という可能性を 考えねばなりません。
「治療法があるなら おこなう。おこなってくれ。」、というのが 正解とは 限らないんです。
私どもは 「最期は不自然なことはせず、自然に」、 というのが 一番いい結果になるんじゃないか、と
常々思っております。
もちろん、痛い苦しいを軽減する緩和ケアは 全力でおこないます。
「すべての人に緩和ケアを! いつでも、どこでも、誰にでも!!」
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