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花粉症の新しい点鼻薬

2010年03月13日  

花粉症シーズンも、ピーク期にはいったようです。
今週ばたばたっと患者さんが来院されています。

本日と明日は、花粉症の薬についてお知らせします。

点鼻薬は、昨年から2つの新薬が登場し、初のシーズンをむかえています。
ひとつはアラミスト(R)、もうひとつはナゾネックス(R)です。
どちらもステロイドの点鼻薬です。
特徴は、どちらも1日1回でよいことです。

どちらを選ぶか(どちらが目の前の患者さんに適しているか)、
という判断が
専門医の腕の見せ所です。

ナゾネックス(R)は、これまでの点鼻薬と同じように持ち、噴霧します。
使い方は従来どおりなので違和感はないでしょう。
欠点は、かなりニオイが強いことです。
私がこれを使用すると、数分間は 家族から「あっちへ行け」 と
言われるくらいです(冗談です)。

アラミスト(R)は、手にする向きが従来のものと違います。
これは便利、という人もいますが、
使用方法の説明に少し時間がかかるかもしれません。
欠点は、握るのに少し力が必要で、
リウマチなど手指の関節炎・関節痛のある人にはちょっとつらい。
あと、内部構造が少し手が込んでいる分だけ、
「故障する可能性」が少しあるようです。
うっかり落としたりすると うまく押せなくなるケースが報告されています。

私自身の使用感からすると、
とくに手指関節炎がない人であれば アラミスト(R)のほうがよいでしょうか。
薬がどれだけ残っているかわかる「窓」もついています。

写真は、吉島公園で散歩のジャムくん。
吉島公園のグラウンドは現在 工事中です。
働く自動車が、たくさんいます。
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★新型インフルエンザ情報
ワクチン接種は推定2278万人
Yahooニュース 3月13日0時59分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100313-00000004-mai-soci
新型インフルエンザワクチン接種が可能になった昨年10月から今月9日までに
推定2278万6533人が受けたと、厚生労働省が12日、発表した。
医療機関に納入された出荷量から分析した。
接種後の死者は131人で、
うち3人が医療機関から「接種との関連あり」と報告された。
発熱などの軽い副作用は2389人、
意識を失ったりする「アナフィラキシーショック」など重い副作用は402人でみられた。

今回の流行はどうだったのか、
予防接種の効果はどうだったのか、
などの検討のもとになる基礎資料です。
このデータそのものは驚くようなものではありません。

ワクチンを受けた人は まだまだ少ないような気がします。
もっと多くの人がワクチンを受けるようにならないと
イザもっと重い病気が流行する時に困ってしまうと思います。
まあ今回についてはワクチン行政は問題点だらけ、
次シーズン前に体制を変えていく必要はあるでしょう。

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