親子そろって貧困
当方が緩和ケア内科としてスタートして
丸7年間が経過しました。
今日から8年目に入ります。
みなさまのおかげです。
ありがとうございます。
在宅医療・在宅緩和ケア、あるいは認知症に対応し
平成24年度 厚生労働省 在宅医療連携拠点事業(モデル事業)に選ばれ
活動をおこなっているうちに
地域コミュニティ再生・再構築がどうやら本丸である、
ということに気がついております。
しかし、具体的な地域再生への道筋はまだアイデアとして見えてきていません。
里山資本主義・里海資本論というのがあり
それは過疎地での再生・再構築につながっていくでありましょうが
都市部、中区においても
結局は同じ理念で地域再生・再構築が出来るのではないか?
ヒントをそこに感じ取っております。
今年はもう少し考えを巡らせてみたいと思っています。
これからもよろしくお願い申し上げます。
住み慣れた家で安心して暮らし、安心して死ねる社会を作るために
ぜひ私たちと一緒にがんばっていきましょう!
アイデアを、力を、貸して下さい。
さて、土日にNHKがよい番組をやりました。
今日はその2です。
NHKスペシャル2015年8月30日(日)午後9時00分~9時49分
老人漂流社会
親子共倒れを防げ
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20150830
再放送予定は今のところ書かれていません。
もともと年金暮らし・生活保護暮らしをしている親のところに
職を失った子供が帰ってきて同居をする。
あるいは親を介護するために職を辞め帰ってきて同居をはじめる。
家賃の点からは 同居のほうがいいのではないか、
と思われるのですが、そこには大きな問題がある。
働ける世代が同居すると、生活保護を打ち切られてしまうのです。
親の年金と、子供のわずかなバイト料だけでは
生活は非常に苦しいものとなる。
二人そろって貧困に陥る。
これが 親子共倒れ、です。
私たちは「親の介護のための介護離職」は やめて下さい、
と お話しています。
また、癌と判明したら 「仕事を辞めて治療に専念したい」と考える人もいますが
自分から辞職するのはちょっと待ってください、
と お話しています。
今では、介護休暇制度があったり、介護保険利用でかなりカバーできる時代になっています。
癌も、短期決戦でなく、長期に闘わなければいけない時代になっています。
会社側も、癌の人が会社で働き続ける配慮をするところも多くなってきました。
そういう配慮を受けられるのかどうか、見極めてからでも 辞職は遅くありません。
職を辞するのではなく、自分自身の「収入の道」を まず確保すること。
そうでないと、貯金を使い切ってしまえば あとは貧困が待っています。
中高年齢層の再就職は容易ではありません。
また、無職の期間が長ければ、高齢になってからの年金も非常に安くなってしまいます。
貧困が、長く長く続くことになるのです。
広島空港かなわ かきフライ
どの店でも かきフライは頼んでしまいます。
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。
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