認知症に気づく その4
カープ、いいですねー!
昨日は土曜日なのですが午後から患者さんの御自宅で
担当者会議があったり(関係職種のみなさんお疲れ様でした)、
施設への訪問診療あり、往診あり。
やっとラジオをつけたら堂林のホームランの場面でした。
いいところが聞けてよかった。
堂林はついに一皮むけましたでしょうかね。
今日はマエケン。
肘の調子が悪ければ無理せず早めに降板でいいですよ、
故障が長引かないようお願いしますね。
マエケンの無事を祈りつつ応援しましょう!
さて、
AKB48のメンバーが9名フルマラソンを走ったそうで。
タイムを見ましたが、すごいですねー。
島田晴香=5時間15分55秒
AKB48マラソン部 グアムマラソンでフル9人ハーフ2人全員完走
東スポWeb 4月14日(月)17時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140414-00000027-tospoweb-ent
もちろん練習も積み重ねてきての挑戦だったそうですが、
このタイムは素晴らしい。
私のベストタイムより20分早いです。
一番遅い人でも6時間35分30秒です。
このタイムでは東京マラソン、大阪マラソンなら悠々時間内完走できます。
私はべつにAKBファンというわけではありませんが、
ぜひ国内マラソンでも走って欲しいですね。
さてさて、
認知症について。
閉じこもりタイプの認知症もある、ということは紹介しました。
外に出ようとしない、
家族も含め人と積極的に交流しようとしない。
いわゆる活動性に乏しい状況です。
たとえば
家族みんなでどこかに遊びに行きましょう、
という時でも
私は行かない、留守番しておくよ、といって
家から出ようとしない、というような状況です。
ここで、問題がありまして。
「うつ病」です。
それでなくても高齢者には「老年期うつ病」というのがあります。
うつの高齢者は少なくありません。
認知症については、
脳血管障害に起因するもの(血管性認知症)があるのですが
かなり高率にうつ病を合併することが知られています。
アルツハイマー型認知症でもうつ病・うつ状態を合併することは知られています。
つまり
現在の活動性の低さ・社交性の乏しさが
認知症なのか、うつなのか、その両方なのか、
というのが わかりにくい場合があるのです。
典型的であれば
うつ病では 気分の落ち込み、思考の停止、
といった状況がみられ鑑別可能なこともありますが、
なかなか典型的な方ばかりではありません。
そこで
閉じこもりの傾向が少しでもみられるならば
一度、早めに精神科専門医を受診することをおすすめします。
うつ病であれば、うつ病の薬の効果が期待できることになります。
しかし
専門医であっても、うつと認知症の鑑別が簡単にはいかないケースもあるとされています。
どっちなのか、わからない。
どっちの薬を使えばいいのか、はっきりしない。
そこで我々が専門医から教わったのは
迷った時はうつの薬を少量開始して様子を見る、という方法です。
薬が効くか効かないかで判断しましょう、ということです。
閉じこもりが うつによる症状であったとしても
そのままでは認知症に移行していく率が非常に高いことも指摘されています。
3年で50%以上が認知症に移行するとの説もあります。
つまり、癌に限らず、認知症やうつ病も
早期発見・早期治療が大切なんです。
「こんなに楽しいのに、お父さん(お母さん)も
いっしょに来れば良かったのにね」、
で終わったのでは いけないんですよ。
ヨミドクターの記事が参考になります。
一見、認知症…実はうつ
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=22700
ここでは重要な指摘もされていて、
うつ病の薬でいったん元気が回復したとしても
いずれ認知症が進行してくる可能性はある。
ですから元気を回復した段階で
「老後の話を煮詰めたり、遺産はどう分配しようだとか、そういう話もしておくといい」
ということです。
人生の、そういう段階に来ていますよ、ということなのです。
御家族は、そういう段階に来ていることを認めたくないでしょうけれども、
その段階で遺言状の作成であるとか
終末期の延命治療をどうするか、とか
書き残しておかないと
認知症がすすんでしまってからでは
「本人の意思はどうなのか」を確認することは誰にもできないのです。
仕事を持っている人については
介護をどうするのか、決めるべき時期と言えます。
介護保険を利用し地域ネットワークを頼りつつ仕事を続けるか、
それとも仕事は辞めて主に自分が介護担当者となり
いい段階のうちの夫婦・家族中心の生活を重視するか。
この段階ならば、二人で・家族での旅行も出来るでしょう。
思い出作りもまだまだ可能な段階です。
しかし3年後にそれが可能かどうかは 保証の限りではありません。
自営業の場合には
会社を閉めるか、後継者にお願いするか、も決め、
スケジュールを決めて行かねばならない時期です。
要するに
仕事中心の生活を続けるのか
夫婦・家族を中心とした生活とするのか
決断する時期ですよ、ということです。
北海道展にて
おかき 焼きとうきび
少し塩味が強いですけど、おいしい。
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。