認知症の方への在宅緩和ケア
昨日は ほんのちょっぴり、パラッとくる程度の雨でしたね。
アウターのフードをかぶれば とくに問題ない、というくらいのもの。
今日は雨予報ですね、
雨に濡れないよう 用心しましょう。
さて、
昨日は 第2回 在宅緩和ケア研修会 に 出席してきました。
一般演題:高齢患者の在宅緩和ケアの実際
講師:YMCA訪問看護ステーションピース 濱本千春 先生
特別講演:在宅緩和ケアにも役立つ、「認知症の理解と緩和ケア」
講師:名古屋市立大学 谷向 仁 先生
私どもは 在宅緩和ケアをおこなっております。
在宅緩和ケアに取り組む仲間を どうやって増やし、育てていくか、ということが 大きな課題です。
昨日の研修会は 多くの方が参加しており、頼もしいかぎりです。
認知症の方への緩和ケア というのが ようやく 課題として認識されはじめました。
今年、学会が出来たばかりです。
私どもは 「すべての人に緩和ケアを!」と 活動してきております。
もちろん認知症の方へも 分け隔てすることなく 緩和ケアを提供しております。
的をしぼった小さな学会が林立する、というのは どうも 違うんではないかなー、と思うんですけど。
学者さんたちの メンツ争い、主導権あらそいの場にしか 思えないんですよねー。
(注:これは谷向先生へ向けたグチではありません。)
すべての人に緩和ケアを!
そのためには 間口を広く広く、「誰でも診ます」という姿勢が基本になります。
認知症の方への緩和ケア というのは 大きな学会(緩和医療学会)のなかで
分科会や研究グループとして活動されればすむことです。
研修会が終わり、家に帰って もう少しで夕食を食べ終わろうとする時に 電話が鳴りました。
在宅看取りに出動となったのでした。
まるで 私が一息つける頃合いを 待っていたかのようなタイミング。
在宅緩和ケアをやっておりますと、
ああ、この方は このタイミングを待っておられたのだな、と思うことがしばしば起こります。
その方にとって 一番いいタイミングで逝かれる。
不思議なんですけど、そうなんですよ。
昨年1月17日、私どもの本が出ました。
紀伊国屋WEB
在宅緩和ケア医が出会った「最期は自宅で」30の逝き方 – 光文社新書
髙橋浩一
価格 ¥924(本体¥840)
光文社(2024/01/17発売) 電子書籍もあります
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784334101992
公民館、集会所などでの講演など、お引き受けいたします。
日程次第です、御相談ください。
10名程度の少人数の集会でも大丈夫ですよ。
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