ブログ

認知症ケアの心

2012年06月16日  

14日は第4回認知症ハートフォーラム
に参加してきました。
特別講演は
聖マリアンナ医科大学名誉教授 長谷川和夫先生
認知症ケアの心
~認知症医療とケアのこれから~
でした。

長谷川先生といえば
認知症の「長谷川式スケール」で非常に有名な方です。
高齢者医療・介護・福祉にかかわっている人ならば
これを知らない人はいない、と断言してよいです。
このため参加者は非常に多く、
補助いすが次々並べられるほどの超満員となりました。

1つだけ御紹介しておくと、
認知症の方の状況を把握するときに、
はい/いいえ で答えられる質問はしないこと。
アルツハイマー認知症では取り繕いをする特徴がありますので
はい(調子いいです、大丈夫です)、と答えてしまうのですね。

で、はい/いいえ ではない質問をするのですが、
回答があるまでに時間がかかる。
2分くらいは待つのだそうです。
その2分間、カルテを書いたり、パソコンに向かったりするのではなく
相手の目をみつめて、じっと答えが出てくるのを待つ。
待つ、待つ、じっと待つ。
これがコツだそうです。

もうひとつ。
日本は世界にさきがけた超高齢社会になっています。
世界各国がいずれ高齢社会になるのだけれども
日本はどうやって国として対応していくのか。
世界中がみつめているそうです。
日本の他にはどこにも超高齢化社会について、参考となる国はない。
とくに、文化面が近い東南アジア諸国は
日本の高齢社会の問題と対策の状況について
次々と学びに来ているのだそうです。
(文化の異なる欧米は、あまり参考にならないそうです)。

我々は頑張らなくちゃいけませんね。

博多 磯ぎよし ごろごろ野菜の和風ポトフ
a potofu.JPG
★インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です