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高齢者の糖尿病コントロールと寿命

2018年05月28日  

昨日は
ピース・アーチ・ひろしま 平和発信コンサート
~音楽は平和を運ぶ 昭和20年代の若者たち~
に御参加いただき、ありがとうございました。
参加いただいた方々には、我々のメッセージは十分伝わったのではないか、と思います。
私どもは これからも「音楽は平和を運ぶ」というメッセージのもと
活動を続けてまいります。
どうぞ御支援、および御参加をよろしくお願い申し上げます。

カープですが。
せっかく鈴木選手が活躍しましたのに、
中継ぎ陣が2試合連続して崩壊。
たまには仕方ない、とも言えますが
守って勝つ、というのがカープだと思いますので
奮起を期待したいと思います。
そうでないと 西武戦は全敗する可能性が高いと思います。
交流戦で成績悪ければ優勝できません。
正念場だと思っています。

さて、
高齢者は筋肉を維持すべき、に関連した話題です。
高齢者には糖尿病の厳密な治療・コントロールは必ずしも必要ではない、というお話。

まず基本になるのは、寿命がどうか、死亡率がどうか、です。
以下に紹介するデータで、HbA1cが7.5付近が一番 死亡率が低い、という結果が出ています。
それよりコントロールが悪いのも当然いけませんし、
かといって コントロールが低すぎるのも 寿命にとって良くありません。

そのグラフは以下。
高齢者の糖尿病コントロールと寿命
日本老年医学会に発表された論文
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/47/6/47_6_517/_pdf

また、学会から 以下の推奨も出ています。
日本糖尿病学会 糖尿病治療ガイド2016-2017(抜粋)
http://www.jds.or.jp/modules/education/index.php?content_id=11

高齢者糖尿病の血糖コントロール目標(HbA1c)
中等度以上の認知症 または 基本的ADL低下 または多くの併存疾患や機能障害 の場合は
HbA1cは 8.0までは許容。
重症低血糖が危惧される薬剤使用中の場合は 8.5まで許容。
***

そう考えると
こうした高齢者に対しては
食事管理をきびしくすること(例:糖尿病食でカロリーを厳密に指示すること)、
および強力な薬物治療をおこない血糖を厳しく下げること、には
意味がありません。
ある程度は好きなように食べてもらってかまいません、ということです。
筋肉が少ない人は寿命が短い、というのは すでに当ブログで御紹介しました。
食事制限をするよりも
しっかり食べて筋肉を維持するほうが よほど意味があることだ、と言えると思います。

若い人と高齢者では 同じ病気であっても 治療の目標は違いますよ、ということです。

東照宮前の公園にある被爆くすのき
P1080730.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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