高齢者への睡眠剤
2015年11月19日 :研修会
昨日から えびす講ですね。
昨夜は雨のためか、あまり混雑していなかったとのことです。
今日午後からは、天気がよくなるそうで、どうでしょうか。
昨夜は雨のためか、あまり混雑していなかったとのことです。
今日午後からは、天気がよくなるそうで、どうでしょうか。
私たちは医療機関です。
私たちが「忙しい」というとき
患者さんが おおぜい発生していることを意味します。
なので
私どもは えびす講に出かけてお祈りしたり 熊手を買ったことはありません。
私たちは 「商売繁盛」を願ってはいけない職種なんです。
そういう職種もあるんですよ。
さて、
昨夜は広島市中区医師会主催の講演会に参加してきました。
講演:高齢者における不眠症治療
~薬剤選択のポイント~
講師:岡山大学精神科神経科 井上真一郎 先生
要旨
高齢者に従来型の眠剤(ベンゾジアゼピン系)を出すのはよくない。
ふらついて転倒につながったり、せん妄をおこしやすい。
比較的安全でよく使うのはレスリン(R)
本来は うつ病薬であるが、抗うつ作用よりも睡眠作用のほうが強い。
ふらつくことも少なく、朝まで薬が残ることも少ない。
最近 処方可能となった薬の中では
メラトニン受容体作動薬は 副作用が少なく高齢者によい。
ただし効果が出てくるまで1週間程度は必要である。
ゆっくり睡眠リズムを変えていきたい時に良い。
オレキシン受容体拮抗薬は まだ使用経験が少ないが
レスリン(R)の位置づけに代わる可能性がある。
***
そのほか、薬物によらない対応などの話も もちろんありました。
健康づくりのための睡眠指針2014
(睡眠12箇条) 厚生労働省
http://www.saitama-u.ac.jp/hoken/hoken/2014-07-no1.pdf
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