医療方針

生老病死。病を得た時に、病とともに生きる時間も、病と闘う時間もあなたの大切な人生の時間です。
患者さんの人生。できるだけ患者さんのご希望を叶えたい。
これまで呼吸器内科の専門医として、そして病院内および
地域の医療水準を向上させる指導医として活動してきました。

呼吸器の病気は、亡くなられることの多い病気です。
肺癌（男性悪性腫瘍の死因１位）、肺炎（死因3位）、肺気腫（ＣＯＰＤ）（死因9位前後）など、
毎年毎年多くの御臨終に立ち会ってきました。

そのなかで、「できるなら退院して家に帰りたい」、
あるいは「今の状態なら、往診してくださる医師さえ見つかれば家で生活できそうなのだが」、・・・

しかし往診医が見つからない・・・、といった状況を数多く経験してきました。
何とかして御本人の希望をかなえてあげられないものか、と思う場面も多かったのです。

そこで今回、医療法人化にあたり、以下のようなビジョンとミッションを掲げることといたしました。
あなたの夢や希望をお話ください。
私たちが医療の立場から、あなたが、あなたらしく生きるためのお手伝いをいたします。

あなたがつねに自分らしく生きることを支援します。

癌は、珍しい病気、ずっと入院していなければならない病気ではなくなっています。
自宅で生活する時間が長くなり、「最期を自宅で迎えたい」、という希望はかなえられる時代となりました。
緩和ケアの知識と経験をもった医師、看護師、薬剤師、栄養士、ケアマネージャ、介護ヘルパーなどが
チームを組んで、あなたと御家族を支援いたします。

訪問診療・在宅緩和ケアを通じて
ひとりひとりが地域でしっかり生きていくことのできる
社会環境の実現を目指します。

• 内科全般の診療に対応します。
• 専門領域である呼吸器、アレルギー、緩和ケアの専門知識と経験を生かします。
• 訪問診療、在宅緩和ケアに取り組み、在宅ホスピス・在宅看取りにも対応します。
• 地域と積極的に連携し、必要時には適切な病院・専門医に紹介します。
• 多職種によるチーム医療を実践し、
  情報共有・問題解決、症例検討、カンファレンスに積極的に取り組みます。