在宅医療の費用について
在宅医療の費用制度は非常に複雑です。当院の場合は、月締めで翌月はじめに請求、という対応とさせていただいています。翌月の第1週がおわらないと費用が確定できない場合がある、というくらい複雑な制度なのです。
在宅医療にかかる費用
おおまかにですが、在宅医療にかかるお金は、
- ① 医療機関への支払い
- ② 訪問看護ステーションへの支払い
- ③ 薬局への支払い
- ④ 介護ヘルパーなど介護保険の自己負担
などが考えられます。
医療機関への支払いについては、おおまかな目安ですが
後期高齢者(1割負担)、2週間に1回、自宅に訪問診療、の場合で月8000円程度となります。(当院の場合)
医療費については、条件がこまかに規定されており費用計算が複雑です。
- 医療実施回数などによるもの
- (例:往診か訪問診療か。往診なら夜間や休日か、など。訪問診療であれば回数など。)
- 患者側の要件によるもの
- (例:自宅か施設か。在宅酸素や在宅中心静脈栄養などの有無。末期悪性腫瘍かどうか、 など。同一建物(マンションなど)に同じ医療機関から訪問診療を受けている人が何人いるか、など。)
- 医療機関側の要件によるもの
- (通常のクリニックなのか。それとも在宅療養支援診療所、機能強化型在宅療養支援 診療所、在宅緩和ケア充実診療所なのか、など。)
一般的には、月ごとの自己負担限度額が設定されている場合が多く、それ以上の費用負担はありません。しかし、その制度もコロコロ変わりますので、ホームページで調べてもすでに古くなっている情報のこともあります。(制度が複雑で、しかもコロコロ変わるというのは困りますね。)
また、身体障害や難病、自立支援、生活保護などの制度が利用できるかどうか、などでも費用負担はかわってきます。何かの制度に該当しないか、利用できないか、というのはケアマネージャや行政、あるいは担当医師に御相談ください。
参考:「在宅医療にかかるお金」 勇美記念財団
(ここに出ている数字も古いですが、考え方の参考にはなると思います)
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