老人ホームから医師がいなくなる
暑いですね。
冷房が嫌い、という人は、ドライ(除湿)でもかまいませんので
クーラーを使用しましょう。
水分をしっかり飲んでください。
さて、カープ。
今日はマエケンですが、雨は降りそうにないですね。
応援しましょう!
春から時々とりあげてきた問題、
老人ホームから医師がいなくなる、ということについて
調査速報が発表されました。
訪問診療撤退155施設 報酬下げ影響、団体調査
47NEWS 2014/07/20 16:45 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201407/CN2014072001001424.html
医療機関に支払われる診療報酬が4月に改定され、有料老人ホームなど高齢者施設への訪問診療の報酬が大幅に減額された影響で、全国の少なくとも155施設で医療機関が撤退したり交代したりしたことが、20日までに全国特定施設事業者協議会など業界団体の調査で分かった。
今回の調査は5~6月に、有料老人ホームや認知症グループホームなどの事業者でつくる計4団体が共同実施。1764施設から回答を得た。
***一部引用
4月からの診療報酬改定で
施設(老人ホームやサービス付き高齢者住宅など)での
在宅医療は変動がおこると言われておりまして。
今回はその影響についての速報です。
見出しだと、どんな状況だと、わかりにくいですね。
155施設、というのが多いのか少ないのか、わからないからです。
記事を読んでみると、
施設のおよそ1割にて
従来の訪問診療担当医療機関が撤退した(辞めてしまった)、
ということです。
回答した施設数も少ないので
回答した施設が偏っている可能性がありますが
速報としては こんなものでしょうか。
結果の解釈は、むずかしいです。
1割も撤退した、と とらえるか、
1割しか撤退しなかった、と とらえるか。
在宅医療の制度はかなり複雑で、
よく出来ている制度とは言えません。
医療機関にとっておいしい部分(比較的楽に報酬を得られる部分)と
持ち出し・赤字になる部分とがあります。
ですから、
在宅医療のうちの
おいしい部分だけ摘んでいく医療機関、もあります。
今回、施設を辞退した医療機関というのは
「おいしいトコ取り」と疑われても仕方ありません。
(辞めた理由は個別に事情を聴かねば判断できませんが)。
1割というのは、けっこう多かったな、という印象です。
おもに大都市圏で辞退が多かったようですから
大都市圏には そういう医療機関も多い、ということなのでしょう。
経営戦略的には、おいしいトコ取りは いい戦略なのでしょう。
しかし、多くの医療機関は
目の前の患者・家族の依頼に応えよう、とがんばっています。
医療制度のいい部分も、よくない部分も、併せて引き受けている、
という状況です。
結局は、どういう理念を持って地域医療に取り組んでいるか、
ということなのだろうと思います。
あなたの かかりつけ医 は
どのような理念をもって医療に取り組んでおられますか?
今はホームページ等で理念を公表している所も多いですよ。
2色、並びました。
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