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熊本城マラソンと市電

2014年02月18日  

関東では雪による災害がひどいですね。
都会は油断していたのでしょう。
山間部は孤立しやすいので、
普段から備蓄はしているでしょうが
停電すると大変ですね。
広島には寒波がきています。
明日には寒波は関東に行くでしょうから、被害が拡大しないことを願いましょう。

さて、
昨日の熊本城マラソンの続きです。
熊本市は市電が走っています。
そういう意味では広島マラソンにとって熊本市は非常に参考になる都市です。
私が熊本視察に行ったのは、そういう理由です。
では、
熊本市の対応を見てみましょう。

スタート地点は、デパートやパルコがある地区です。
市役所がすぐ近くにあり、ゴールの熊本城もすぐ近くです。
ですから広島市で考えてみると、
「スタート地点は八丁堀から県庁あたり、
ゴールは広島城」 に設定したような感じです。
スタートとゴール地点が別々、というマラソン大会が今では普通です。

更衣所については
市役所立体駐車場が男性更衣場所に指定されておりました
広島では基町市営駐車場を男性更衣所に指定したようなものです。
女性は建物内での更衣でしたので、
県庁の会議室かどこかを提供してもらえれば、
あるいはグリーンアリーナを更衣所に指定、という感じです。
ちなみに
手荷物を預ける大型トラックが何台も必要です。
熊本城マラソンでは12台でした。
これが道路に間隔をもって並ばないといけませんので
やはりイメージとしては八丁堀から県庁までの電車通りを交通閉鎖、
そこに手荷物預けトラックを並べる、
そこでスタートする、
という感じになるでしょうか。

で、市電のお話。
電車は、朝は駅前から集合地点までは運行していましたが、
そのあとスタート地点にかかる数区間は運休。
それより以遠は折り返し運転でした。
広島で考えてみると
スタート時刻までは駅から八丁堀までは運行、
八丁堀から紙屋町東まで運休。
それより以遠は制限なし、というところでしょうか。

ゴールの熊本城 二の丸に入るためには
熊本駅寄りの電車路線を横切る必要がありました。
ですから
マラソンスタート後は駅寄りの路線は運休、
それより以遠は折り返し運転でした。
広島だとマラソンスタート後は駅から八丁堀までは運休、
八丁堀から先は折り返し運転、
というイメージでしょうか。
もちろんマラソン制限時間16時をすぎれば
電車の運行は通常通りに戻ります。

道路ももちろん交通規制が敷かれます。
タクシーで熊本駅まで行く、という人にとって
ふだんより遠回りするしかなく、渋滞もあって時間もお金も余分にかかる、
というわけで、規制解除まではタクシー業界は大変なようです。

交通規制を出来るだけ回避するために
川土手沿いのけっこう狭い道(片側1車線)も
終盤のコースに組み込まれておりました。
終盤は人がばらけ、密集状態にはなりませんので、
多少道が狭くてもマラソンコースとして成立するのですね。
コース決めの参考にはなると思います。

熊本城マラソンを参考に広島マラソンを考えるとしたら
八丁堀~県庁を集合場所、更衣場所とする。
(場合によってはグリーンアリーナも使用)。
スタート地点は八丁堀か、県庁前あたりか。
ゴールは広島城で、コース終盤は川沿いの片側1車線の道も候補になる。
市電は時間や範囲の考慮はするが、思い切って運休や折り返し運転とする。
タクシー等のために、駅に向かう道筋は封鎖せず残しておく、遠回りの道であっても。

こういったところでしょうか。

前日の参加エントリー場所は
アーケード街の中でした。
広島でいえば本通りの中心部にエントリー(選手登録受付)があるようなものです。
食事や買い物などを市内繁華街でしていただく、という
いい工夫と思いました。
私たちも夕食はこの繁華街で食べましたし。
(露骨である、という批判もありそうですが、
地方開催マラソンならこれくらいのことは あって当然と思います。)

市電をどう取り扱うか。
将来の広島マラソンを考える上で
参考になる熊本城マラソン大会でした。

新幹線改札を出ると、くまもんのお出迎え。
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