在宅治療を受けていて、突然容態が悪くなった場合はどうすればいいですか?
カテゴリー:在宅医療について
状況と、御希望次第です。
肺炎など、回復が期待できる状況であれば、病院に入院を手配していただき入院治療を受けることももちろんできます。癌の末期や老衰など、回復が期待できない状況での容態悪化であれば、そのまま在宅療養を続け、在宅で看取りまでおこなうことも可能です。 最期は自宅で、と決めていても、病状の経過のなかで やっぱり入院したいと希望が変わることもあります。よくあることで、それでよいのです。希望が変われば、それに応じた対応をとってもらうことが可能です。
なお、「最期は自宅で」と決めている場合には、状態が悪化しても救急車は呼ばないでください。救急車を呼ぶ、ということは、救命治療をしてください、という意思表示となり、病院に運ばれて積極的治療が開始されることになります。それが望まない延命治療だとしても。最期が近く、最期は自宅で、と希望されている場合には、救急車ではなく在宅主治医に連絡をしましょう。