大雨洪水警報とリスク管理
大雨洪水警報が出ています。
学校は休校でしょうかね。
吉島地区は低地です。
ポンプ場の排水能力を超えれば、水があふれる地区なのです。
そこで、
当院では浸水や停電を想定して対策をとっています。
当院の状況をまとめてみます。
当院の電子カルテシステムで最も重要なのはサーバー機です。
無停電装置、雷対策はとられています。
さすがに自家発電装置は用意していませんが。
床上ぎりぎりの程度の浸水であれば、平気な位置に置いてあります。
もし水位がさらに上がるようなら机上に避難。
それでダメなら2階などに避難させますが、
サーバー機はとても重いのでこれは大変ですね。
急な浸水でサーバー水没など
サーバー機に致命的ダメージを受けた時に備え
バックアップシステムが2系統用意してあります。
サーバー機の機能を全部バックアップしているノートパソコン。
これは、つなぎ替えるだけで数分以内で院内全機能が動きます。
もうひとつは主要機能だけが動作する往診用ノートパソコンです。
診療補助システムは動きませんが、電子カルテは動きますので診療可能です。
いずれも水没に縁のない場所に置いてあります。
患者データについては、パスワードと暗号化で保護した上で
バックアップされています。
4種類のデバイスでバックアップがされています。
水没や停電でも大丈夫な運用にしています。
レントゲンの保存も義務づけられています。
レントゲン用のデータのバックアップは3系統ありますが
撮影用パソコンは1台しかない(リース)ですので
当院ではここがちょっと他のシステムより弱い所ですかね。
もし診療所が水没したら、しばらくレントゲンは撮れそうにありません・・・。
この程度のダメージは仕方ないか・・・と思っています。
写真は、原爆ドーム前から出る遊覧船。昨年の写真です。
新しい船になるそうですが、快適になるのでしょうか。
★新型インフルエンザ情報
天理大柔道部員が新型インフル=重症者なし、快方へ
Yahooニュース 7月9日21時53分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100709-00000193-jij-spo
小児や高齢者、病弱な人に感染する、というのではなく
屈強な若者でも感染する、ということを忘れないようにしてください。
油断はできません。
今回については、
活動自粛などといった過剰反応はなくなっているようですから
その点はよかったと思います。
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