ブログ

脳卒中のお話

2010年12月17日 , 

昨日昼頃、小雪がチラチラしましたが
その後は降っていません。
今朝も寒いのですが、積雪はないようです。
でも、寒いなあ~。

寒いから、といって
水分を飲むことを控える人がいますが
(夜トイレに起きるのがイヤだから、という理由で)
脳卒中を防ぐためには寝る前のコップ1杯の水が大切です。
本日のお勉強は脳卒中のお話。

道の駅ゆめランド布野のそばの川には鳥がいます。
アイスクリームのコーンは彼らの大好物。
期待して集まってきます。
P1130857.JPG
★インフルエンザ情報
現在、韓国で口蹄疫が拡大中。
また、高病原性鳥インフルエンザも検出されています。
韓国の動物園などは厳戒状態です。
韓国に行く予定のある方は、情報収集を忘れずにお願いします。
日本では宮崎で発生した口蹄疫をすばやく封じ込めたのですが、
韓国ではどうでしょうか?
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2010/12/16/0800000000AJP20101216001100882.HTML

本日のお勉強
11月17日、梶川病院主催の「第6回Strokeセミナー」に出席しました。
Strokeというのは、この場合 脳卒中 を意味しています。

内容は
「脳卒中の地域連携~現状と今後の展望~」
講師:院長 若林伸一先生
「脳卒中再発予防~最近の話題~」
講師:脳神経内科医長 今村栄次先生
「脳卒中・リハビリテーション認定看護師の役割」
講師:看護師 松田健司先生
要点
これまで脳卒中治療のゴールデンタイムは3時間と言われていた。
rt-PAによる血栓溶解療法は、発症後3時間以内にしか適用できないため。
実際には検査・診断の時間も必要なので
発病後1時間半程度までに専門病院に到着していないと
この新治療を受けることはできなかった。
2010年10月に、血管内の血栓を除去する治療法が保険適用となった。
これは発病後8時間以内までは適用することができる。

脳卒中は
いかに早く専門病院に到着するか、が非常に重要です。
持っている物を落とすようになった(力が入りにくい、歩きにくい)、
しゃべりにくくなった(ろれつが回らない)、
などの症状があれば
「調子悪いから今日はもう寝て、明日受診しよう」
なんていうことは思わないで
すぐ病院を受診しましょう。
救急車を呼んでもかまいません。
この症状で救急車を呼ぶことは、けして大げさなことではありません。
遠慮は無用、です。

なお、
寝る前のコップ1杯の水は脳梗塞を防ぎます。
高齢者では水分の飲み方が足りない人が多いのです。
ぜひ寝る前にコップ1杯の水を飲む習慣をつけてください。

正しい知識を身につけましょう。
知識のワクチン=正しい知識が自分や社会を守ります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です