原発は危険だ
今回の大地震、被害が少しでも軽いことを願うばかりです。
地震の被害は
直接被害(建物の倒壊、落下物などによる被害)
津波
火災
そして人災
という順序になります。
瀬戸内は津波被害はあまり心配ないのですが。
さて、
今回の被害の中で我が家が一番驚き、恐れたもの。
それは地震による原発被害が現実の物となってきたことです。
福島第一原発では冷却水の水位が低下、放射線漏れを確認。
避難範囲10kmとなっています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110312-00000153-yom-soci
福島第二原発では冷却水の温度が100℃を超え
冷却機能を喪失してしまっているそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110312-00000165-yom-soci
いずれも放射能物質の放出、拡散につながり、
その次にはメルトダウンに向かいます。
電力会社による原発の説明にはウソがたくさんあります。
・島根原発、上関原発は断層の上に位置しています。
地震があれば直接の被害が生じる場所です。
・原発は地球温暖化につながる二酸化炭素を出さずクリーン、
というのもウソです。
発電用タービンからの水蒸気漏れを防ぐために、
運転時には同時に重油タービンを回しておく仕組みになっています。
つまり原発を運転すれば必ず重油を燃やし二酸化炭素ガスは出ます。
(最新鋭の1カ所だけ電気タービンのようですが)
・原発では放射能による労災はない、と言ってきましたが
いまでは多くの労災事故が認定されています。
原発で時々火災が起こりますが、
重油など燃える物は原発施設内にあるのですね。
なぜ放射線漏れなど、原発で事故が続発しているのか
知り合いの原発関係者に聞いてみたことがあります。
設計は非常に繊細に、すばらしい設計がおこなわれているのだが
実際の施工は孫請け業者。
設計図どおりに施工ができていないことがしばしばある、
仕方がないのだ、
(イタイ所だから聞かないでくれよ・・・)
という話でした。
それにしても
冷却水を動かすための予備電源システムが
こうも簡単に止まってしまう、ということに驚きました。
冷却というのは原発の安全を確保する基本ですのに。
いったい何重のバックアップシステムが確保されているのでしょうか。
信じられないことです。
上関原発、こんなに市街地に近く、温排水は外海ではなく瀬戸内海へ放出。
しかも断層の上に立地しています。
こんな危険な原発は他にありません。
絶対に阻止しましょう!
コメントを残す