茶のしずく石鹸による小麦アレルギーの診断は
茶のしずく石鹸を使用したことにより、
小麦アレルギーを発症した患者が多数報告され、
現在 電話などでアレルギー学会等への問い合わせが急増しているそうです。
(茶のしずく石鹸の会社が、ようやく顧客にハガキ等で周知を始めたため)
茶のしずく石鹸に、アワ持ちを良くする目的で
「加水分解小麦」が含有されていたために
使用者に小麦アレルギーが発症したものと考えられています。
参考:
“茶のしずく石鹸”を使用したことにより発症する小麦アレルギーの診断の目安
(日本アレルギー学会ホームページから抜粋)
1. 小麦経口摂取後、4時間以内に何らかのアレルギー症状が誘発された病歴を
もつ。
このアレルギー症状が小麦以外による食物の経口摂取による可能性が臨床的
に否定できる。
2. 病歴で小麦アレルギーの発症よりも、“茶のしずく石鹸”の使用開始時期が
先行する。
3. Prick test もしくは血液特異的IgE抗体価検査で、小麦 (もしくはグルテン)
または加水分解コムギに対して陽性反応を示す。
診断のためには
プリックテストが必要になります。
プリックテストは皮膚科でおこなう検査手技で、
内科ではおこないません。
広島県内では、広島大学皮膚科で検査・診断が可能です。
(電話での問い合わせは受け付けておりません。
受診して相談してください。)
http://www.allergy.go.jp/allergy/flour/003.html
当院にも1名受診され、相談がありましたが、
上記のことを説明して、
広島大学皮膚科を紹介させていただきました。
ついでに。
広島大学は特定機能病院ですので、
紹介状がない患者さんは初診時に別途料金が必要となります。
まず当院を受診し、当院から紹介状を発行し診察日時の予約をおこなったほうが
費用も安いし大学病院での待ち時間も少ないですよ。
なお、
以前のブログにも書きましたが、
将来 宇宙飛行士を目指す人や、
将来地球があぶなくなった時に宇宙に脱出したい、と思う人は
茶のしずく石鹸は使用しないでおいてください。
現在は加水分解小麦の代わりに、加水分解シルクが含有されています。
シルク(絹)は、カイコが作ることはご存じですね。
宇宙でのタンパク質補給源として、カイコが有望視され研究されています。
カイコの炒め物などを火星への宇宙飛行中に食事として食べるわけです。
(すでにメニュー試食の段階は終わっていて、
マンガ「宇宙兄弟」にも、宇宙飛行士がカイコを食べる場面は出てきます。)
茶のしずく石鹸を使用していると、今度は将来カイコに対するアレルギーが
発症するかもしれないです。
そうなると、宇宙で食べるものがなくなってしまったり、
アレルギーをおこして命を失うことになる危険性が出てきますよ。
(食物アレルギーでは嘔吐・下痢はよくみられる病状ですが、
無重力状態での嘔吐、とくに宇宙服ヘルメット内での嘔吐は
窒息につながる危険もありますし
視界や各種機器への障害が生じて生命危機に直結します。)
治療では、
小麦アレルギーのひどい場合(アナフィラキシー)には
エピペン(R)の自己注射を持ち歩くのが安全です。
これは当院でも処方可能です、御相談ください。
正しい知識を身につけましょう。
知識のワクチン=正しい知識が自分や社会を守ります。
打撃王のところの長浜ラーメン、こってりラーメン。
こってり、には豚の背脂がどっさり。
こうなるとヘビーで、替え玉する気は消えますね。
しょうゆとんこつラーメンも始めました、と書いてありました。
★新型インフルエンザ情報
新型インフルワクチン、全国民分を半年以内に生産可能に
asahi.com2011年8月20日8時41分
http://www.asahi.com/national/update/0819/TKY201108190494.html
これまでのインフルエンザワクチンは鶏卵法で作ります。
これだと作成するのに時間がかかります。
今度は細胞培養法を使うことで作成時間を短縮しよう、
というものです。
一昨年・昨年に流行したインフルエンザは
「新型インフルエンザ」の本命ではありません。
H5N1という鳥インフルエンザから変異して発生してくるものが
死亡率が高く、人類への脅威となるであろう新型の大本命です。
いつ新型インフルエンザが発生しても不思議ではありません。
まだ少し先の話になりますが、
今年の冬も2週間分の水・食糧の備蓄をおすすめします。
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