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ニューイヤーコンサート

2015年01月11日  

広島県内の病院でインフルエンザ感染による死亡者が出ています。
今、広島県ではインフルエンザ警報が出ています。
流行のピーク期です。
現在流行しているのはA香港型で、症状が重いことが多いです。
全国では基幹病院、老人施設、障がい者施設でも死亡者が出ています。
高齢者など体力がない状態の人がインフルエンザに罹患すれば
どんなに適切な対応をとったとしても
お亡くなりになる人が出てくることは避けられません。
死亡者が出るのは、施設側の責任とは言えないのです。
そういう施設にウィルスを持ち込まないようにしないと
入所者、入院患者は守れません。
熱、咳、あるいは下痢の方は病院・施設への面会はおやめください。
熱が下がったら治った、というものではなく
インフルエンザは解熱後も数日間、ウィルスを排出しますし、
ノロウィルスだと症状がなくなっても2週間から1か月は便に排出されることがあります。
熱が下がったからお見舞いに行っていいか、というと
そうではないのです。
手洗いマスク咳エチケットもよろしくお願いいたします。

さて、昨日は広島交響楽団のニューイヤーコンサートに行ってきました。
けしてヒマだったわけではなく
午後から往診3人、コンサート、そのあと2人往診、という状況で
途中で呼び出しがなくてよかったな、と。
ニューイヤーコンサートは、明るく華やかな曲が演奏され
今年もいい1年になるね、と晴れやかな気分になれていいですね。
http://hirokyo.or.jp/concert/list/1298.html

指揮は田中祐子さん。
新進気鋭の実力指揮者です。
私は音楽の専門家でも愛好家でもありませんで
田中さんの指揮をはじめて見たのですが、
とっても楽しかったです。
指揮の動作が大きい、わかりやすい、楽しい、美しい、元気いっぱい。
田中さんの指揮を小学生が見れば
「音楽って楽しい!」と思ってくれる子供が続出するだろうと
思いました。
ぜひ小学校の授業で田中さんのコンサート鑑賞会を
やってほしいものだと思います。

ピアノの小山実稚恵さんは
アンコールで「子犬のワルツ」を演奏される前、
どんな子犬なんでしょうか?色は茶色?白?
楽しく想像しながらお聴き下さい、
と話されてから演奏されました。
そうなんですね、
作曲者は自分の見たもの聞いたもの感じたもの、頭の中にあるものを
五線譜という平面に落とし込みます。
平面に全てを書きこめるわけではありません。
演奏者は、譜面の向こうにあるものを読み取り感じ取り
私たちに提示してくれます。
私たちはその 作者や演奏者が感じた世界 を想像したり感じ取ることができれば
もっと楽しいんでしょう。
演奏者が多数になった場合には
各演奏者がバラバラのイメージで演奏したのではいけません。
全体を統一するのが指揮者。
大切な仕事となるわけです。

さて、
今年は被爆70年。
私たちの参加しているNPO「音楽は平和を運ぶ」では
慰霊のコンサートを開催します。
昨日のニューイヤーコンサートに予告チラシはさみこみをおこないました。

7月26日(日)15時開演予定
第一部:フォーレ作曲「レクイエム」 指揮:田中祐子
第二部:佐藤眞作曲「土の歌」 指揮:佐藤眞
作曲者自らが指揮棒を振ります。

8月9日(日)15時開演予定
ベートーヴェン第九交響曲 指揮:大野和士
オーケストラ:広島交響楽団ほか特別編成
合唱:東京オペラシンガーズ

田中祐子さんが鎮魂の曲では どのような指揮をされるのか、
楽しみですね。
佐藤眞先生みずからが指揮される合唱歌も、楽しみです。
世界のマエストロ、大野和士さんが広島のことを思ってくださる、
とてもありがたいことだと思います。
ぜひ日程を空けておいて下さいね。

広島に広島交響楽団があるという幸せ。
秋山さんが広島交響楽団を世界レベルに育ててくれたという幸せ。
田中祐子さんや佐藤眞さん、大野和士さんが
広島に来て指揮をしてくださるという幸せ。
私たちは、今、幸せな世の中に生きています。
この平和を守っていかなければなりません。
「音楽は平和を運ぶ」
どうぞよろしくお願いいたします。

il vento の パスタ
歌手の女性陣は、少食の人が多いです。
パスタが出る頃になると、お腹いっぱいで余っちゃうのですね。
P1000663.JPG
★新型インフルエンザ情報
とくに新しい情報はありません。

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