いが餅、柏餅
2016年12月10日 :疾患情報
昨日は広島市医師会 夜間急病センターで勤務でした。
患者数は少なく、インフルエンザ陽性もありませんでしたが
高熱患者は多かったです。
インフルエンザとは別なウィルス感染症も流行しているのかもしれません。
しかし現時点では感染症週報などをみても特定できるものはないようです。
水分とって、暖かくして、安静にしてお休みください、
としか言いようがありません。
週刊誌は買わない・読まないですが
今週の週刊文春では インフルエンザについて
「病院に来るより水分補給して自宅で寝てなさい」
という見出しの記事があるようです。
読んでいないので記事内容の評価は出来ませんが、
読んでみたいな、と思う記事タイトルです。
昨日 気になったのは
昼間に内科を受診し、薬も処方してもらっているにもかかわらず
夜間急病センターを受診された方が何人もおられたこと。
「早く治りたい」。
多くの病気は、
「これ1発飲んでおけばスキッと治りますよ!」
なんていうものは ありません。
感冒(多くはウィルスが原因)や胃腸炎(多くはウィルスが原因)なら
治るまで3日程度、かかります。
この場合の薬というのは、つらい症状があるなら その症状を少し楽にしましょう、
という目的で使用されます。
「対症療法薬」であって、
ウィルス感染による感冒や胃腸炎を元から治す薬ではないのですね。
薬を飲んだから早くスキッと治る、というものではないのです。
時間がくれば治ります。
時間が来なければ治りません。
早く治したい、という気持ちはわかりますが
基本的には そういう特効薬治療法はありません。
昼間に処方していただいた薬を飲み、
水分をしっかり摂って、暖かくして 早く寝ましょう。
寝ること安静にすることが大切な治療法です。
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