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アドバンス・ケア・プランニング

2016年12月9日  

昨日は、吉島病院オープンカンファレンスに出席してきました。
講演:高齢社会の中での豊かな人生を目指して
-アドバンス・ケア・プランニングとともに-
講師:三原赤十字病院 呼吸器内科
広島県地域保健対策協議会  有田健一先生

人はそれぞれ人生観や思いに基づく人生設計を持って将来のことを考えています。
それは、医療についても同じことが言えます。これから受ける医療やケアについて
あなたの考えを家族や医療者と話し合って、「私の心づもり」として文書に残すことで、
あなたの希望や思いが医療やケアに反映されるでしょう。その手順をアドバンス・
ケア・プランニング(Advance Care Planning:ACP)と呼んでいます。これからの
豊かな人生を目指して一緒に考えてみましょう。
***

広島県地域保健対策協議会のホームページで読むこと、ダウンロードすることが可能です。
http://citaikyo.jp/other/acp/index.html

たとえば、ですが。
「私は胃瘻は受けたくない」と言われる方も多いです。
でも
その意思決定、選択をするためには
胃瘻とはどういうものか
胃瘻した場合、しなかった場合の予想される経過はどうか
など
よく知って理解していないと
適切な判断が出来るとはかぎりません。

とくに
胃瘻作成後の人や御家族が どのような経過をとることが多いのか。
これは急性期病院(胃瘻を作成する病院・医師)では よくわかっていない、ということもあります。
胃瘻を作ったら2週間くらいで退院していくのですから、その後の事は知らない。
胃瘻作成後の患者を最期までみているのは
在宅医あるいは施設の医師だからです。

どうして胃瘻はイヤだとお考えになるのですか?
この質問、ここを話題にすることが必要です。
これで その方の人生の価値観などの一端が明らかにされるわけですから。

御本人の価値観、人生観などがあきらかになれば
御家族も それに反した医療方針を選択することはないでしょう。

記入するシートもありますので
ひとつひとつ考えながらすすめていくことが出来ます。
ぜひいっしょに考えていきましょう。

支留比亜珈琲のモーニング
シンプルですね。
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