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ブラタモリを観ましょう

2019年02月5日  

日曜日のもう一つのお勉強。
こども文化科学館の講演に参加してきました。

大人の科学談話室「広島の土砂災害に迫る」
~花こう岩地形と土砂災害~
西日本豪雨の広島の犠牲者の大半は土石流によるものでした。どうして広島に土石流災害が多いのか。土地の成り立ちと人との関わりの中で考え、防災にいかしたいと思います。
講師:越智秀二さん   (日本地質学会会員・防災士)

大切だ、基本だ、多くの人にこれだけは と思った部分のみ 紹介させていただきます。
この部分の引用は 許していただけるものと思います。
内容はスライドの文章を自分なりに一部改変しています。

防災の基本:防災意識とは危機意識である。
1:まず事実を正しく知ること。
正常性バイアス があるので注意が必要。
2:想像力を鍛えること。
「想定外」があることを「想定」すること。
3:正しく恐れること。
4:留意点
・最善を尽くせ。
・率先避難者たれ。
(=真っ先に逃げろ)
・空振りを恐れるな。
(=避難したけど、災害は起こらなかった、というのは許容せよ)
・みんなで対応する。
***

いろいろな被災場所の、具体的な事例をもとにお話してくださいまして
理解が深まったように思います。
それで思うのは
「そこは 住むのに適した場所でしょうか?」
ということ、です。
いえ、誰が悪い、と言っているわけではありません。
現在、20歳から50歳代の「働き盛り年代」において
高校課程での「地学」を履修している人は、わずか1割にすぎないそうです。
これだけ地震や火山、台風などの自然災害のある日本において、です。
そして、危険個所日本一の広島において、です。
たった1割の人しか 基本的な知識を学校で学んでいない。
「1:まず真実を正しく知ること。」
これが出来ていなかったからといっても 仕方がない面があります。
また
〇〇ハイツが販売された当時においては
レッドゾーンやイエローゾーンであることを顧客に説明して販売する義務はなかった
らしいです。
さらに、レッドゾーン指定があるとしても
それをあまりに信用しすぎてはいけない、ということも 学びました。

被災していない人が、よそから上から目線で言っている、ということでもないのです。
そこは御理解ください。
私ども吉島エリアは、南海トラフ地震で 津波高潮が想定されているエリアです。
吉島エリアでは2メートル前後の浸水が予想されています。
1階にいる人は ほとんどが水没死するでしょう。
何万人が、このエリアで亡くなられることでしょう。
「そんな海近くの水没エリアに住み続けていたからだ」、と
山手に住んでいる人からは 後日 言われることでしょう。
でも私たちは、自分が被災者になることを想定し、受け入れて生きていくのです。
私たちも いつ被災者になってもおかしくないですし、
支援に頼らなければ生きていけなくなる立場であることは 認識しているのです。

そうして、私どもが今 提唱しているのは
「災害を生き延びるための向こう三軒両隣」です。
東南海大地震がおこり、高知あたりに大津波が来た、という情報がはいれば
すぐに隣近所で声かけあって、手を取り合って みんなで逃げる。
一人では動けない人、判断が出来ない人を みんなで支えて逃げる。
逃げる時間は数十分間はあるのです。
そういう地域コミュニティを作り上げていかねばならない。
すべては地域コミュニティの再生・再構築だ、というのが 私たちの考えているところです。

地域の講演会などでは、このお話もしています。
実現まで まだまだ先は長いですけども。

地学、あるいは 災害 に興味を持ってもらう入門として良い番組としては
ブラタモリ が おすすめです。
ブラタモリを みんなで観ましょう。

最近食べたお菓子
はち乃木 ぷるぷるプリン
そごう の和菓子コーナーで購入できます。
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★インフルエンザ情報
2月4日付、広島市では20校の学級閉鎖が出ています。
なかでも安佐北区 大林小学校は 学校閉鎖です。
学年閉鎖までは珍しくないですが、学校閉鎖というのは 珍しいですね。
手洗い咳エチケット、よろしくお願い申し上げます

病院や高齢者施設には熱や咳、下痢の方はお見舞いや付き添いには来ないでください。
また、小児の面会も御遠慮ください。

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