肝硬変のトータルマネジメント
雨で気温は下がりましたが、蒸し暑いですね。
まだエアコンは欠かせません。
水分をこまめに飲みましょう。
カープですが。
大瀬良投手、どうしましたかね?
ケガとかでなければいいですけど。
CSで勝ってもらわねばならない投手ですからね。
優勝は遠ざかりました、キッパリ2位狙いでいきましょう。
今日は床田投手です、応援しましょう!
さて、
昨日は福島生協病院 肝臓栄養講演会に出席してきました。
福島生協病院には老人ホームの患者紹介などで いつもお世話になっております。
そこから講演会の御案内がくれば、出席しないわけにはいきません。
講演:肝硬変のトータルマネジメント
講師:広島大学消化器・代謝内科 平松 憲 先生
要点
肝硬変患者で栄養状態がよい人は1割台しかいない。
食事時間の間隔が空いただけで、すぐに飢餓状態に陥ってしまう。
このため1日3食それぞれの分量を減らし、その分を夜食として食べる方法が推奨される。
(飢餓状態になると筋肉を分解して栄養として利用することになるため)
肝硬変患者ではサルコペニアを防ぐことが重要になる。
それにはやはり栄養と運動である。
浮腫があれば歩きにくい、腹水があれば食欲が落ちる。
このため肝硬変患者では浮腫腹水は利尿剤をどんどん増量して粘るのではなく、
早い段階で利尿剤サムスカ(R)を導入するほうがよい。
栄養については分枝アミノ酸が重要。
食事栄養が十分な人には分枝アミノ酸製剤そのものを、
不十分な人には分枝アミノ酸を含む栄養補助薬を使用するのがよい。
夜食として使用するのもよい。
アミノ酸代謝を活性化しアルブミン量を増やすためには
カルニチン製剤を少量ではなく多量に十分使用するほうがよい。
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話は違うのですが。
余った栄養は、まずはグリコーゲンとして肝臓に貯蔵されます。
運動のときに筋肉が使用するエネルギー源となるのが このグリコーゲンです。
マラソン大会の直前、3日前から 「カーボローディング」といって
炭水化物を多量に食べますが、
その目的は 肝臓のグリコーゲン貯蔵量を増やす、ということなんですね。
肝臓病では、この「肝臓にエネルギーを貯蔵する」という機能が低下してしまいます。
ですから
すぐに飢餓状態になってしまう、というわけです。
通常の夕食19時頃から 朝食7時として 間隔が12時間。
これが肝硬変患者では 3日分の欠食と同じ程度の飢餓状態になるのだそうです。
飢餓状態ではマラソンは走れないよなー、と
ちょっと斜めの方向で講演を聴いておりました。
そんなことは マラソンを走る人しか考えないかな・・・?
向原
さねしげ橋付近の通行止め表示あたりの畑の様子です。
うねが切ってありますが、何も生えていませんよね。
このあたりは、土砂が流れた場所で、付近の家は床上?床下?浸水もしたそうです。
近寄って見るとわかりますが、
この土は 栄養分も微生物も含まない ただのやせた土くれです。
しかも、こぶし大の石がごろごろ混じっています。
掘れば堀っただけ 大小の石が出てくることでしょう。
とてもじゃないが、作物を植え付けできるような畑地ではないのです。
だから雑草すら 生えてこない。
それでも うねを切った農家の人の心中はいかばかりか・・・。
少なくとも こぶし大程度の石ころは取り除かないと
農業は復活しないと思いました。
そのためには人の手が必要です。
ボランティア団を募集・受け入れて、畑地の整備をしないと
耕作放棄地になり、そして誰も住まない集落になっていくだけ、です。
今が正念場と思いました。
どの被災地農家も状況は同じかもしれません。
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