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中村仁一先生の思い出

2021年09月9日  

カープ、セイヤ選手のホームランで そのまま勝たねばいけなかったですね。
今日は九里投手です、応援しましょう!

 

昨日は雨だったので、午前は涼しくなりました。
吉島公園の桜の木は、色とりどりになってきています。紅葉、あるいは黄葉。
いちょう の木は 黄色に近い黄緑になってきています。
秋ですね!
ま、午後の往診・訪問診療は、雨のあとの晴れで とても蒸し暑かったですけれども。
忙しくてアイスを食べる時間もありませんでした、残念!

 

さて、
当院は、「平成24年度 厚生労働省 在宅医療連携拠点事業」 に応募し、採用されました。
広島県では4か所、広島市では当院1か所のみの 厚生労働省モデル事業でした。
その活動の一環で、在宅医療を市民に広くしっていただく活動というのも おこなっておりました。
市民公開講演会です。
その前年度には 勇美記念財団の助成を受け、すでに市民公開講演会をおこなっておりました。
広島で講演いただいた先生方と、その代表作を列挙してみますと、
平成23年度:長尾和宏先生(尼崎市。著書多数)、石飛幸三先生(平穏死のすすめ 他)。
平成24年度:上野千鶴子先生(おひとりさまの老後 他)、中村仁一先生(大往生したけりゃ医療とかかわるな: 「自然死」のすすめ 他)、久坂部 羊先生(思い通りの死に方:中村仁一先生との共著 他)、春日キスヨ先生(百まで生きる覚悟 他)です。

中村仁一先生の著書には注目しておりましたが、中村先生はパソコンメールをされませんので、連絡して講演依頼をすることは とてもハードルが高かったのです。
石飛先生に相談したところ、あっさりと 「いいよ、よく知ってる先生だよ、このあいだも対談した。紹介してあげるよ」と引き受けてくださったのでした。
そうして広島での中村仁一先生の講演会が実現したのでした。

その中村仁一先生が、6月にお亡くなりになられておりました。
長尾先生のブログで 知ったのです。

石飛先生は「平穏死」、中村先生は「自然死」と表現されましたが、
内容はほぼ同じです。
病院で死ぬのが当たり前、延命治療・死ぬまで点滴・食べられなくなれば胃瘻 が当たり前、
という風潮に
いやいや、そうじゃないよ、自然に生き自然に死ぬことが 平穏な逝き方なんだよ、

問題を提起し、広く知らしめてくださった先駆者 2大巨頭であることは間違いありません。

ありがとうございました。
合掌

 

講演会「自然死という大往生」。2012年9月17日 広島国際会議場にて。手話通訳つき。

そのあとの打ち上げ。院長と

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