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STAP細胞

2014年12月19日  

昨日午後は己斐の上の方に訪問診療の日で
雪の状況を心配していたのですが
走行には全然問題なく、よかったです。
朝は凍結していたそうなんですけども
太陽の光はありがたいものです。


さて、
STAP細胞。
予想通りの決着になりました。
小保方さんは、今後 詐欺罪などで訴えられたりする可能性がありますから
STAP細胞はある、
あの時、確かに私はSTAP細胞を作ったのだ、
という主張を続けていくしかありません。
もう誰からも見向きされないでしょうけれども。

小保方氏、STAP再現できず…「存在せず」濃厚 理研、週内にも発表
産経新聞 12月18日(木)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141218-00000082-san-soci


さて、
細胞を酸性の条件下にさらす、
というのは
じつはそれほど珍しいことではありません。
細胞培養の時には、二酸化炭素ガスを一定比率で送気しています。
停電や、人為ミスがあれば
二酸化炭素濃度が上がり、培養液が酸性になる。
そういうことは 「たまには」あります。
pHで色が変わる培養液を用いることで
酸性になった培養液ボトル・シャーレは目視で確認ができます。

酸性条件は過酷なので細胞は死んでいきます。
死んだ細胞が混じると
いろいろな実験の陽性率が変化してしまうので
pHの変わってしまった培養細胞ボトルは破棄されます。
こうした細胞培養液の開発なんていうのは
先人の努力の積み重ねです。

で、
小保方方式で万能性を獲得できる、
というのは
専門家ならすぐにも否定できそうに思われるかもしれませんが、
研究すればするほど、専門家になればなるほど
「例外」の存在を知る、経験するようになってきます。
「そんなものは ありえない!」と断定できるのは
学生レベルの知識量の人なら出来ますが
専門家になれば
「私自身はその研究をやっていないので
断定的なことは何とも言えないが・・・
(たぶん無いのではないかと個人的には思います)」、
と切れ味鈍いコメントしか出来なくなっていくのです。


鋭い発言、断定的な発言をする人、というのは
実は本当の専門家ではない(かもしれない)
ということなんです。



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期間限定に弱いです

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例年より約1か月早い注意報となっています。
手洗い、咳エチケットよろしくお願いいたします。

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